山下智久が主演を務める連続テレビドラマ『インハンド』(TBS系)の第10話が6月14日に放送され、平均視聴率は前回と変わらず8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。
これまで、山下智久演じる紐倉哲、濱田岳演じる高家春馬、菜々緒演じる牧野巴のトリオの掛け合いが注目を浴びてきたが、今回は“もう一組のトリオ”も話題になっていたようだ。
第10話で、高家の里帰りのついでに相羽村を訪れた紐倉。そこは、フューチャージーンCEOの福山和成(時任三郎)が、エボラウイルスなどの危険な病原体を取り扱う科学研究所・BSL4施設を計画している地域だ。そこでは、住民による大規模な反対運動が行われており、その代表は高家の地元の友人・棚橋弘樹(平岡祐太)だった。
すると視聴者は「懐かしい3人だ!」と反応。山下、濱田、平岡の3人は、2007年放送の『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)で高校からの親友として共演していたことから、「プロポーズ大作戦からのインハンドで再集結、どヤバイ!」「プロポーズ大作戦トリオ」「プロポーズ大作戦の主要メンバー同窓会回だね」「またこの3人に会えるなんて」と、11年ぶりの3人の再会が注目を集めていたのだった。
一方、東京の内閣官房サイエンス・メディカル対策室では、建設予定地の地質調査結果の不正を見つけていた。そこで、確認のために牧野が相羽村を訪れると、研究施設の拠点となる相羽村小学校で紐倉とバッタリ遭遇。紐倉は、福山から研究所で働かないかと誘いを受けていたが、ちょうど断ったばかりなのだという。そして、学校の外で出血して死んでいるこうもりを紐倉が発見したところで、男性が吐血して緊急搬送されてきたという連絡が入ってきた。
そこで、この状況が5年前にフィリピン沖の小さな島でエボラ出血熱の感染者が出たときと似ていることに気が付いた紐倉は、原因が「エボラかもしれない」と疑い、急いで接触した人間の隔離と隔離病棟の設置を高家と牧野に指示。
その後、次々に同じような症状で病院に運ばれる人が続出。やはり紐倉の予想通り、エボラウイルスによる感染が広がっていたのだ。そしてこのウイルスは、紐倉がCDC(アメリカ疫病予防管理センター)に勤めていた頃に助手だった入谷廻(松下優也)がフィリピンの村を救うために日本に持ち帰ってきた、米軍が生物兵器として開発した“新型エボラウイルス”だった。