今や国内最大級のECプラットフォーム「楽天市場」。外資系のアマゾンが猛威を振るうなか、より日本向けにローカライズされたサイト構成で根強い人気を誇っている。激安商品が揃っている楽天市場だが、ちょっとしたコツでよりお得に買い物することができる。そこで、楽天市場の最新版「賢い利用法」を紹介していこう。
楽天カードは必須アイテム
日本ではアマゾンよりも先にネット通販を始めていた楽天市場。そもそも楽天市場とアマゾンのビジネスモデルが異なっていることをご存知だろうか。
アマゾンは消費者に商品を売り、それによって収益をあげているのに対し、楽天市場はサイトの出店者からの出店料で収益をあげている。いうなれば、アマゾンはなんでも揃っている巨大なスーパーマーケットで、楽天はいくつもの専門店が軒を連ねるショッピングモールなのだ。
そんな楽天市場で賢く買い物をするには、楽天が発行するクレジットカード、「楽天カード」を使うことが基本。このカードを使って買い物をすると、通常よりも楽天ポイントが多くたまり、楽天市場はもちろん様々なサービスでもポイントを使用することができる。
楽天カードは作成時期により、付与されるボーナスが5000〜8000ポイントと差があるので、なるべくボーナスが大きい時期を狙って申し込もう。カードに楽天Edy機能をつけると、500円分のプレチャージがされるというキャンペーンもあるので、これも狙い目だ。
楽天市場で楽天カードを使用して買い物すると通常でも3%が還元される。この内訳のうち1%分は期間限定ポイント。2週間程度でなくなってしまうので、無駄にしないように気をつけよう。
楽天市場では出店者同士の競争もあるため、同じ商品でも出店者によって価格が安いことや、ポイント還元率が異なることがある。そこを丹念に比較するとさらにお得に買い物ができるだろう。
値引きとポイント還元セールをフルに活用
楽天市場は、価格そのものが安くなるセール期間と、ポイントが倍増するキャンペーン期間がある。まずはそれぞれの時期と特徴を押さえることが重要だ。
楽天はプロ野球では楽天イーグルス、Jリーグではヴィッセル神戸のオーナー会社だ。そのチームが試合で勝った翌日は、ポイントがそれぞれ倍になる。どちらかが勝てばポイントは通常の2倍で、両チームが勝利すると3倍となるのだ。また、ポイント還元だけではなく、値引きもすることも多いため、試合結果もチェックして、買い物をするのも賢い利用法のひとつだ。
また、楽天市場では日々セールが行われている。なかでも、年に4回行われる「楽天スーパーSALE」では値引き率やポイント還元率が通常のセールよりも高くなる。
「楽天スーパーSALE」は3月、6月、9月、12月に行われている。このようにある程度、開催時期が予測できるため、急ぎではない商品はセールが始まるまでに待っておいたほうが賢明だ。
「楽天スーパーSALE」のほかに「楽天スーパーDEAL」という趣向の異なるセールがある。これは価格が安くなるわけではないが、ポイントバックが大きいのが特徴だ。
購入額の30〜50%がポイントバックされるので、実質3〜5割引きで買い物ができるのである。しかも、このポイントは期間限定ではないため、気兼ねなくポイントをためることができ、次の買い物に使用できるのだ。
ちなみに、この「楽天スーパーDEAL」では洗剤やドライヤーなどの日用品が多く対象となっているため、それらを店舗で買うよりも楽天市場で購入するほうが賢いといえよう。