私が10年間も愛用する「無印良品」収納アイテム5選…家の中が確実に広く&スッキリ
我が家は築25年以上の一軒家。今流行りのシューズクロークもない、対面キッチンでもない、ましてやパントリーなんてものもない、昔ながらの部屋数が多くて収納が少ないという間取りです。2階だけは数年前にリフォームをしたため、クローゼットや家事室など十分な収納をつくったのですが、やはり1階で過ごすことが多く、毎日使うものは1階に集中してしまいます。
しかし、収納家具を増やしていては部屋がどんどん狭くなってしまうので、なんとか狭いこの家の中を広く、そして使いやすくできないかと考えたのが壁を使う収納グッズでした。ちょっぴり古い我が家のインテリアにも馴染む、長く使えるものとして選んだのは、無印良品の「壁に付けられる家具」シリーズ。石膏ボードの壁であればどこでも簡単に取り付けられ、狭い空間でも物を置けるスペースが生まれるという便利な商品です。
まずダイニングで使っているのが、この「壁に付けられる家具棚」(44cm)2,490円(税込み、以下同)。
ダイニングテーブルの端に物を置くと、不思議とそこに物が集まる現象が皆さんのお宅でも起こっていませんか? テーブルを壁にくっ付けると壁と同化してしまい、ついつい壁側に物を置いてしまうという方が多いようです。物が溜まるのを防ぐ方法として、あえて壁からテーブルを少しだけ離すと物が溜まりにくくなるといわれています。
我が家でもときどき試し、テーブルに物を置かないようにしています。棚にはカレンダーやペンを置いたり、季節によってはミニ兜を飾ったり花を置いたりと、いろいろな使い方をしています。この棚を付けてからはダイニングテーブルが散らかりにくくなったと感じています。
それからこちら。「壁に付けられる家具フック」990円
こちらもとても便利。「ここにフックがあったら」というニーズが叶うグッズで、玄関では毎日使うほうきを、子どもスペースではサッカーボールを掛ける用に使っています。壁の強度にもよりますが、あまり重たいものは外れてしまうこともありますのでご注意ください。
壁に付けられる家具三連ハンガー、ステンレス扉につけるフック
3つ目が「壁に付けられる家具三連ハンガー」(44cm)3490円。
こちらはキッチンの入口の壁に設置しています。ちょうどゴミ箱の上にあるのでレジ袋入れに使っているエコバッグを掛けたり、毎日子どもが持っていく水筒のカバー掛け、友人に渡したいお菓子等をいれた紙袋などを掛けたりしています。
最後にこちらもご紹介。「ステンレス横ブレしにくいS字フック・大 2個」790円、「ステンレス扉につけるフック」290円。
右:扉に付けるフック
左の2つ:横ブレしにくいS字フック
こちらも家のあちこちで使えて非常に便利。実は我が家はバリアフリー住宅で、高齢になっても住みやすいように手すりが家の中に何カ所か配置されています。とはいえ、まだまだ手すりを使うことはなさそうなので、この手すりにフックをつけてカバン置き場として使っています。 扉につけられるタイプのフックは衣類の一時掛けにも使ったり、スプレーを掛けたり、扉につけるフックは四角いのでリモコンを置いたりすることもできます。
片付けに困っている多くのお宅では、収納が少ないと思った時にまず収納家具を増やしてしまうのですが、実はそれがさらに物を増やす原因となり、部屋がどんどん狭くなってしまうという悪循環に陥っています。まずは持っている物がどのくらいの頻度で使われているかを見直し、壁や空いている空間を上手に使えないか分析してから慎重に家具を増やすことをおすすめします。
ご紹介してきた商品はどれも10年ほど前に購入した商品ですが、現在も同じ物が販売されています。無印良品の商品は廃番になるものが少なく、他の商品と組み合わせてカスタマイズできることも多いので、長く多用途に使えるというのが大きな魅力になっています。商品原材料の高騰と急激な円安で最近値上げがされたばかりですが、長く使える商品ばかりですので店舗で一度手に取ってみてくださいね。
(文=高桐久恵/整理収納アドバイザー)