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いまや大学生たちの間では、「Facebookはおじさん・おばさんの道具」という認識のようだ。授業にLINEを利用している大学や、サークル・クラブ活動などの連絡にはグループウェアを利用するなど、若者の情報共有アイテムは多岐にわたり、ひとつのソフトに縛られなくなっているということもFacebook離れを加速させている理由だろう。
そんななかでFacebookは、改革を試みているように見える。日々細かく仕様には変化が加えられている。友人の動向が逐一伝わるように改良され、コミュニケーションも取りやすくなってきている。さらに、今後は動画共有に注力するという。
最近は、動画共有アプリの人気が急速に高まっている。特に「MixChannel」は中高生女子の半数以上が利用しているといわれている。文章や写真では物足りないのかもしれない。Facebookの動画注力の方針は、そのような傾向を察知してのものだろう。
アクティブユーザーが減っているとはいえ、まだFacebookの市場規模は大きく、商業価値は高い状態にある。実際に、タイムラインを見ていると非常に多くの企業広告が流れてくる。今まで、数多くのSNSが普及しては勢力を落としていった。Facebookは、再度盛り返して衰退を防ぐことができるのか、今後の動向を注視したい。
(文=沼田利明/マーケティングコンサルタント)
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