SNSでフレンドリーな感じを出そうとして絵文字を使うと「おじさん構文」だとバカにされ、短いメッセージに「。」を使うと怒っているみたいと恐がられる……。何の悪気もないのに、おじさんのSNSは何かと問題になってしまいます。果たして、今後、おじさんのSNSはどうすればいいのでしょうか?
若者に気を使ったあげく「おじさん構文」だとバカにされる(泣)!
最近、ネットやテレビでは、何かとおじさんのSNSが話題になりますよね。ちょっと前は、絵文字やカタカナを多用した「おじさん構文」が大きな話題となりました。
これは、今のおじさんが若いときにメールでよく使っていた絵文字を使って、若者に少しでもフレンドリーな感じを出すために、気を使った結果だとする説が有力です。
しかし、そんな気遣いも今の若者には「キモい」「意味不明」「昭和感ハンパねぇ!」などとバカにされてしまうのです。悲しいですね~。
確かに、おじさんのSNSは長文になりがちですし、絵文字やカタカナを使う人も多いでしょう。筆者の同世代の友人のなかにも、見事なおじさん構文になっている人がいて大笑いしました。
しかし、さきほど紹介したような下心丸出しでセクハラまがいのSNSを、会社の部下に送るような非常識なおじさんは、筆者の周りでは見たことがありません。
意外にも「。」を使ってもそんなに怖がられない?
次に話題となったのがSNSで「はい。」「了解です。」「分かりました。」など、短いメッセージに「。」が付いていると、若者は威圧的に感じ、なんだか怒られているように受け止めるというもの。
これを世間では「マルハラ(マルハラスメント)」と呼ぶそうですが、実際に筆者もSNSで「。」を無意識で入れてしまうことがあるので、“ハラスメント=いやがらせ”とまで言われると、「おじさん構文より問題なの?」と気になってしまいます。
そこで、小心者の筆者はさっそく会社のZ世代女子数人に「SNSの“。”ってそんなに怖く感じるの?」と率直に聞いてみました。
すると、意外にも「そんなことないですぅ~」という意見が多く、正直ホッとしました。ただし、「“はい”にまで“。”はいらないでしょ!」という意見は多くありました。
どうやら、最初からSNSでコミュニケーションを取っている若者は、おじさんのメールのように長い文章になることがないので、メッセージの最後に「。」を付ける習慣がなく、メッセージの「。」にかなり違和感を覚えるというのは本当のようです。
じゃあ、今後おじさんのSNSはどうすればいいのよ~!?
若者に少しでも親近感を出そうと気を使って絵文字を使うと「おじさん構文」認定。メッセージに「。」を付けると「マルハラ」とまで言われてしまうおじさんのSNSですが、じゃあ今後はどうすればいいのでしょうか?
実は、これについても会社のZ世代数人に聞いてみました。その答えは実にシンプルで「何もつけない」か「!を付ける」というものでした。
メッセージの最後に「!」があると、「元気で明るい感じがするし、少なくとも怖い感じはないです」という意見に、筆者は思わず「なるほと~!」と妙に納得してしまいました。
もちろん、いい年したおじさんがSNSで「!」ばっかり付けていると、こっちが部下になったような感じもしますが、まあ、これでハラスメントにならないのですから、今後、「おじさんのSNSは“!”を使えばいい」ということでどうでしょうか?
まとめ
いかがでしょうか? こんなに若者に気を使っているのに、何かとバカにされてしまうおじさんのSNSですが、ここまでくると、もう「おじさんハラスメント(おじハラ)」なんではないか、とも思えてきますよね。
今後は若者の言うとおり素直にメッセージの語尾に「!」を使うか、もう開き直って絵文字全開で行けばいいのではないでしょうか。
でも、そのうち「!」もまた、おじさんにありがちな何とかハラスメントだ、とか言われてしまいそうな気もしますが……。