実際に乗り換えを検討する際には、Windows 8とWindows 7で比較してみて、Windows XPと使用感の近いWindows 7にしようと考える人が多いのではないだろうか。ところが、このWindows 7も、そろそろ入手が難しくなりそうだ。
●Windows 7搭載PCの販売は今年10月末まで
米国時間の2月14日、マイクロソフトがWindows 7を搭載したPCの販売を10月31日で終了すると発表した。
これはマイクロソフト公式サイト上の「Windowsライフサイクルファクトシート」において、各製品のサポート期限や販売期限について記した表が更新されてわかったことだ。今のところ米国版のシートにのみ「Windows 7 Home Basic, Home Premium, Ultimate」のプリインストール済みPCの販売期限が「October 31, 2014」と記載されている。
ちなみに日本語版では、今のところ「未定」と書かれているのだが、世界各国でサービスを展開するマイクロソフトが国ごとに対応時期を大きく変更するとは考えづらいため、日本での販売期限も同じだと考えておいたほうがよさそうだ。
●Windows 7入手のチャンスはいつまで?
先に挙げたシートを確認するとわかるが、すでにWindows 7のパッケージ販売は2013年10月30日付で終了している。一部のショップが在庫品等の販売を続けているようだが、新たに出荷されることはないため、今後の入手は厳しくなっていくことだろう。
さらに英語版のシートをよく見るとわかるのだが、Windows 7の中でも「Windows 7 Professional」だけはなぜか別枠にされており、販売終了時期も未定とされている。現状だと、他のエディションよりも長く販売されそうな気配ではあるが、もちろんその保証はない。
つまり、Windows 7を入手したいならば、なるべく早く動かなくてはならないということだ。パッケージ版を購入して手持ちのPCにインストールすることを考えているのならば、販売されているものを発見したら即座に購入するしかない。搭載PCを購入するならば、とりあえず10月末までに購入計画は立てておきたいところだ。
●PCを買い換えるタイミング
Windows XPを使い続けていて、新しくPCを購入する必要は感じながらも予算的にすぐには買い換えができないという人もいるだろう。
現在販売されているWindows 7搭載PCを10月までに購入するという方法を取らず、かつWindows OS搭載のPCの購入を考えている場合、次にPCを購入すべきタイミングはいつなのかを考えてみよう。
まずWindows 8.1でいいのならば、今のところ販売終了時期は決定していないから、いつ購入してもよい。今までの例で考えるとWindows XPは発売から9年弱、Windows Vistaは5年弱の間、搭載PCが販売された。Windows 7の場合は約7年。ここから計算するとWindows 8.1は13年10月発売だから、18年後半あたりまでは販売されるのではないだろうか。