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側近の重用に「極右政権」の声も
小泉大臣ばかりが注目されているが、今回の内閣改造では菅官房長官と麻生太郎副総理兼財務大臣が留任する一方で、安倍政権では過去最多の13人が初入閣しており、萩生田光一文部科学大臣(前党幹事長代行)、衛藤晟一1億総活躍担当大臣(前首相補佐官)、西村康稔経済再生担当大臣(前官房副長官)ら、側近の重用も目立つ。
特に、安倍首相の最側近とされていた萩生田文科相は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設への関与が国会で問題になるなか、同園が運営する千葉科学大学の名誉客員教授を務めるにあたって、大臣規範で定められている兼職の届け出をしていなかったことなどが物議を醸した経緯がある。
そのためか、元文部科学事務次官の前川喜平氏は10日の時点で「やっぱり萩生田文部科学大臣か。ひどいことになるだろう。彼の議員会館の事務職には、教育勅語の大きな掛軸が掛けてあった」とツイッターで暴露している。
また、加藤勝信厚生労働大臣と高市早苗総務大臣はいずれも返り咲きとなり、安倍政権は“総仕上げ”ともいえる布陣を敷いてきたことになる。これについて、元朝日新聞記者で7月の参議院議員選挙では立憲民主党から出馬した山岸一生氏は10日に「『日本会議内閣』の誕生です。これを『極右政権』と評価しなくて何を極右と呼ぶのか」「野党もメディアも国民もなめられています」とツイッターで警鐘を鳴らしている。
「安定と挑戦」を掲げた第4次安倍再改造内閣は、どのような船出となるのだろうか。
(文=編集部)
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