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ジャーナリスト・井上トシユキが見る「上杉隆×池田信夫“名誉毀損”裁判」第1回

上杉隆×池田信夫“名誉毀損”裁判始まる…上杉側、資料準備に1カ月半もかかる?

2013.02.02 2018.03.01 13:01 社会

 民事の名誉毀損裁判でも、やはり戦略がいろいろとある。名誉毀損に限らず、民事裁判をやり遂げるには原告であれ被告であれ想像以上の根気と体力、それに金銭も必要だから、合目的的な合理性は不可欠なのだ。

 今回の訴訟戦略がどのようなものかはわからないが、かつての自分自身のことを思い出して興味深い。たとえば、当事者は公式の発言では「裁判中なのでノーコメント」となることがほとんどのため、必然的に巷間の俎上に上りにくくなり、話題として風化しやすくなる。時間をかけることで、当事者や支援者はともかく、結果的に一般的な話題性や興味をなくしてしまうことができるわけだ。もちろん、ネットが普及したために完全に忘れ去ることも難しくなってはいるが、それでも筆者が経験した約3年という時間は、人々が別の話題に夢中になるのには十分すぎた。

 次回からは本格的なやり取りが行われるものと思われるが、期日はすっかり春めいて花見もとっくに終わった頃、4月22日である。
(文=井上トシユキ/ジャーナリスト)

【関連リンク先】
上杉隆公式サイト
http://uesugitakashi.com/
池田信夫公式ブログ
http://ikedanobuo.livedoor.biz/

●井上トシユキ(いのうえ・としゆき)
1964年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。会社員を経て、98年よりフリージャーナリストとして活躍。著書に、『2ちゃんねる宣言 挑発するメディア』(文藝春秋)、『カネと野望のインターネット10年史ーIT革命の裏を紐解く』(扶桑社新書)など。

BusinessJournal編集部

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