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南清貴『すぐにできる、正しい食、間違った食』(9月18日)

嘘だらけのダイエット 単品、カロリー、糖質ゼロ…白米と砂糖は食べていけない?

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
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 一方、砂糖や、白米、白い小麦粉のように精製された炭水化物は、単純炭水化物、または単一炭水化物、精製炭水化物と呼ばれます。この単純炭水化物には、カロリーはありますが、他の重要な栄養素は欠落しています。ですので、この単純炭水化物を食事の中心に据えてしまうと、欠落している栄養素を補わなくてはならず、健康的な食事の組み立てが難しくなってしまいます。結果的に、必要としている栄養素を摂取するために、本来なら食べなくていいものまで食べることになってしまうのです。これでは、本来の意味のダイエットから遠ざかってしまうばかりです。

 本連載では、私たち現代人が、どのような食生活を送るべきなのかをお伝えしていこうと思っています。読者の方々にご興味を持っていただき、読後にご自分の生活の中に取り入れていただけるような情報を提供していきたいと思っておりますので、どうぞ今後もお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事、国際食学協会名誉理事長。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、からだと食の関係の重要さに気付き、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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