今年は梅雨明けが例年より早く、太陽光がさんさんと降りそそぐ毎日が続いていますね。そして、夏といえば抜け毛が気になる季節。生え際やつむじ周りが気になる人にとって嫌な時期の到来です。
ところで、「〇〇するとハゲる」「△△は髪にいい」といった説はちまたに飛び交っていますが、あまりにさまざまな情報がありすぎて、どれを信じていいのかわからないところがあります。そこで、ここでは4,000人以上の髪の悩みを解決してきたヘッドスパ専門店「プーラ」プロデューサーの辻敦哉さんの著書『育毛のプロが教える 髪が増える髪が太くなるすごい方法』(アスコム刊)を片手に、髪にまつわる様々な説の正否を調べてみました。
■「帽子をかぶるとハゲる」は真っ赤なウソ!
薄毛の方の中には「帽子をかぶると雑菌が繁殖して抜け毛が増える」と信じている方がいますが、辻さんによるとこれは真っ赤なウソ。
もちろん、雑菌も良くないのでしょうが、それよりもケアすべきは紫外線。紫外線による老化は「光(ひかり)老化」と呼ばれ、年齢を重ねる「自然老化」にくらべて4倍も老化を進行させるといわれています。
これは頭皮も同じ。今の時期、紫外線をダイレクトに頭に受けていると、知らず知らず頭皮の老化が進み、髪にも影響してきます。紫外線をブロックする意味で、帽子をかぶることが大切だといいます。
■「湯シャンは育毛にいい」○か?×か?
髪がフサフサの有名作家がお湯だけで髪を洗っていることで、「湯シャン」に注目が集まったことがあります。
毛穴の皮脂は頭皮を健康に保つ役割がありますので、刺激の強いシャンプーで皮脂を取りすぎるのは、確かに育毛によくないそうです。
一方、「湯シャン」にも問題があると辻さんはいいます。頭皮を守る皮脂は、適度に取り除かないと、皮脂汚れとなって毛穴を詰まらせてしまいます。すると、元気な髪が生えてきにくくなってしまうのです。
皮脂の分泌には個人差があり、「湯シャン」だけで皮脂汚れを取り除ける人はごく限られているとのこと。「シャンプー=悪」と考えるのではなく、適度に皮脂を取り除ける刺激の強くないシャンプーを使うことが育毛にとっては重要なのです。
■「シャンプーは透明なものがいい」○か?×か
では、どんなシャンプーを選ぶのが育毛にいいのでしょう?
辻さんは本書の中で、良いシャンプーか悪いシャンプーかを成分表に記載された成分によって見極める方法を教えてくれています。ただ、それよりもっと簡単に判断するやり方があるそうです。
それは、「シャンプーの色が、透明か、透明でないか」。結論から言えば、「透明なシャンプーは良い」「着色されたシャンプーは悪い」だそう。
着色されたシャンプーには、頭皮に悪影響のある「合成の界面活性剤」が使われているため、選ぶ際は注意したほうがいいとのこと(一部例外あり)。
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『育毛のプロが教える 髪が増える髪が太くなるすごい方法』では、髪や頭皮、育毛にまつわるさまざまな角度の知識が解説されています。抜け毛が気になるこれからの季節に、正しいヘアケアの方法を学んでみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。