消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
このようにアカデミックな講義も受講することができます。もちろん、正式な修了証明書が発行されるかどうかという差はサービスによってありますが、勉強できることに変わりはありません。
●「学ぶ意思」もネット活用で維持
こういうネットサービスの面白いところは、あるテーマを総合的に勉強することもできる一方、つまみ食いのような利用もできるということです。つまり、必要なところだけ、ピンポイントで学ぶことも可能です。そして有料の授業でも事前に無料体験できるサービスもあり、雰囲気を味わうことができます。もちろん、ネットで「サービス名+感想」「サービス名+評判」などと検索して、利用者の色々な声を調べることもできます。
インターネットが普及した現在では、「何か知りたい」「何か学びたい」と思えば、その環境はすでに出来上がっています。世界でもトップクラスのアカデミックな高等教育を、世界中どこでも無料で学べる時代なのです。
こうなると問題は、継続して学ぶ意思ということになりますが、これをクリアするための方法もネットにあります。つまり、学習していることをネット上で報告・公開していくことです。それにより単なる受け身スタイルでの受講ではなく、常に発信することを考えた受講スタイルになり、学習効果も上がるはずです。もしかしたら、他人からリアクションがあるかもしれませんし、同じテーマを学んでいる人との交流も始まるかもしれません。ちなみにネット上での報告は、実名でやる必要性もありません。
ネットにより時間的な制約やコスト的な問題が解決された現在、自身で学習を継続しやすい環境を整えられるかがポイントになってくるでしょう。
(文=藤原実/藤原実税理士事務所所長、内閣府所管公益財団法人生涯学習協議会認定ビジネスモデル・デザイナー<R>)
Business news pick up
RANKING
17:30更新関連記事
2024.07.09 16:00
2024.05.24 21:00
2024.04.07 17:30
2024.01.22 16:54