セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、セブン銀行、ロフトを傘下に置く総合流通持株会社。設立は2005年。その後、イトーヨーカドーの低迷などで収益のメインはコンビニエンスストア事業となっていく。2024年に激震が走る。カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから7兆円規模での買収を提案された。対抗策として創業家を中心に経営陣による自社買収を検討し、創業家側は買収資金の調達に投資ファンドなどと交渉したが、頓挫する。新たな買収回避策として、自社単独での成長戦略を発表し、北米でコンビニを運営する子会社を上場する方針や、スーパーや外食など非中核事業を束ねるヨーク・ホールディングスの株式を米投資ファンドのベインキャピタルに8147億円での売却を発表した。