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【2】30年前とは大違いな昨今の就活事情

はがきで資料請求なんて今は昔! 複雑化する就活市場

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post_13a.jpg昨今の就活にはかかせない「リクナビ」。最近ではフェイス
ブックを使った就活も!(「リクナビ2013」より)
「ブラック企業アナリスト」としてテレビ番組『さんまのホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でもお馴染みの、人事戦略/採用コンサルタント・新田龍。計100社以上の人事/採用戦略に携わり、面接官に対するトレーニングも行ういっぽう、過去1万人以上の学生の就職支援を行い、主宰するプライベートセミナー受講者の第一志望内定率は90%以上を誇る、まさに「就活のプロ」が、”我が子を第一志望企業へ内定させる方法」を伝授する。

<目次>
(1)新卒採用市場の最新動向
(3)就活前に知っておきたい「面接官の本音」
(4)これだけはやってはいけない! 3つのNGポイント
(5)親だからこそできる! 5つのサポート

 現在50歳前後の「就活生の親」世代が体験した就活と、今まさにお子さんたちが経ている就活は、およそまったく異なるといってよい。そのため、自身の頃の体験を基に就活を語っても、お子さんとお話がかみ合わないことになるだろう。お子さんと語り合う前に、まずは現在の就職活動事情をご理解頂くのがよいだろう。では、具体的に、何がどう違うのだろうか?

【就活のタイミング】
皆さまが就活されていたころには「就職協定」というものがあったはずだ。1985年までは、大学4年生の10月1日が会社訪問解禁、11月1日採用試験解禁となっていて、当日に会社を訪れた学生のほとんどが内定者、という状況であった。(86年~97年は8月20日が会社訪問解禁) “青田買い”と言われつつも、実質的には4年生に入ってから、約半年間の就活ということになる。

 一方で、現在の就活はどうだろうか。「大学」と「企業」を対比させてみて行こう。

「大学」では、早いところでは2年生の冬に「インターンシップ講座」、3年生の春頃に「就職活動ガイダンス」などがスタート。3年生の10月~12月頃から、学内での就職支援講座が本格化していく。この時期、企業を大学に招いて「合同企業説明会」を催す大学も出現。 就活生へのサポート体制も、大学が選ばれる要素の一つとなっている。

 一方「企業」側では、3年生の6月~夏休みにかけて、企業で就業体験をする「インターンシップ」を募集するところがある。外資系の一部企業では、これが実質的な選考の場になっていることもあるから、重要な動向といえるだろう。そして3年生の12月からリクルート運営の「リクナビ」、マイナビが運営する「マイナビ」などの就職情報サイトがオープンして、選考応募の受付がはじまる。同時に「企業説明会」や「セミナー」が催され、本格的に情報提供がスタートしていく。

BusinessJournal編集部

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