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東京海上日動の石原経団連新副会長に異議あり!

経団連の新体制発表! 副会長は、不適格者ばかり!?

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「東京海上日動HP」より

 経団連の新任副会長に荻田伍・アサヒグループホールディングス会長(70)、石原邦夫・東京海上日動火災保険会長(68)、篠田和久・王子製紙社長(65)の3人が内定した。6月5日の定時総会で正式に決定する。

 どこも書かない(書けない)ので、あえて書く。石原副会長に異議ありだ。

 石原氏は東京・千代田区の麹町小、麹町中、都立日比谷高校、東京大学法学部という絵に描いたような秀才コースを歩み、東京海上火災保険に入社。2001年6月同社の社長に就任した。

 東京海上は日動火災海上保険と経営統合。02年、持ち株会社ミレアホールディングス(現・東京海上ホールディングス)の社長、04年に持ち株会社傘下の東京海上と日動火災が合併した東京海上日動火災保険の社長を兼務した。業界再編の推進役として損害保険協会会長を務めた。

 また、04年にはNHKの経営委員長に就任。当時、紅白歌合戦の担当プロデューサーによる制作費の不正支出が発覚したことがきっかけとなり、受信料の支払い拒否(不払い)が相次いだため、NHKの信頼回復の重責を担っての登板だった。この時点で財界活動に軸足を移したとの見方もできよう。

 ところが、足元の東京海上日動でスキャンダルの火の手があがった。07年に保険金の不払いが発覚し、事態を重く見た金融庁は同年3月14日に、行政処分を発動。石原氏は同年6月21日付で、ミレアHDと東京海上日動の社長を辞任、代表権のない会長に退いた。

 損害保険協会会長を務めていた石原氏は5月18日、衆議院財務金融委員会に参考人招致され、一連の保険金不払い問題で釈明した。席上、政治献金について質問され、05年(1764万円)、06年も05年と同等額を自民党に献金をしていたことが明らかになった。本来払わなければならない保険金は支払わずに、政治家にはしっかり献金していたことで、痛烈に批判されたのだ。

 この影響もあってか、同年4月10日には、NHKの経営委員長も辞任している。経営委員も辞任するつもりだったが、当時の総務大臣の菅義偉(すが・よしひで)自民党代議士から説得され、6月末まで委員としては留任した。受信料支払い拒否をなくすために信頼回復に努めていたNHKの経営委員長の出身母体が保険金を支払っていなかったのだから、とんだブラックユーモアである。