闘うジャーナリスト・佐々木奎一がゆく! ワーキングクラスの被抑圧者たち 第三回

パン焼きオーブンでアスベスト被害「気づいてほしい」遺族の願い

2012.07.15 2013.01.29 11:06 社会

post_395.jpg労基署に提出されたパン焼きオーブンの写真
 ニュースサイト「マイニュースジャパン」を中心に、企業のパワハラ問題や労働争議を追いかけ、常に弱者の立場に立った取材を続けるジャーナリストの佐々木奎一。独自のルートで取材した、企業裁判の渦中にある人々の声を世間に届ける!

 アスベスト健康被害発覚の引き金となったクボタショックから7年が経過する。(同事件の概要はコトバンクの通り)

 アスベストとは、繊維1本の太さが髪の毛の5000分の1ほどの天然の繊維状鉱物で、吸い込むと肺に刺さり、中皮腫というがんや肺がんの原因になる。

 アスベストは耐火・耐熱性にすぐれるため、60年代から断熱材などの建築材に主に使われてきた。建物以外にも、アスベストの用途は多岐にわたる。例えば、こんな被害が出ていることをご存じだろうか?

 それは、パンを焼くときのオーブンによるアスベスト被害である。

 これによって亡くなり、労災が認定されたパン職人の遺族が、神戸にいる。実態を調査するため話を聞いてきた。

 被害者遺族の西本氏(実名、女性)によると、亡くなった夫は中学校を卒業後、パン屋で修業を積み、20歳から10年間は神戸市内の3店で洋菓子職人として働き、30歳からの6年間、宝塚市内のホテルでパン・ケーキ職人をしてきた。その後、独立して神戸市内で洋菓子店を開店。93年から10年間は神戸市長田区内のパン会社に勤務。こうして約50年間、パン・洋菓子職人一筋で働いてきた。

BusinessJournal編集部

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