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楽天「kobo」大不評に見る、電子書籍成功のヒント?

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8月5日付日経新聞より
 楽天の電子書籍端末「kobo Touch」が発売された。発売直後から大変話題になっているが、その内容の大半は悪評だ。

 「初期設定が完了できない」
 「まともに動かない」
 「使えはするものの使いづらい」
 「サポートがなっていない」

 そんな声が方々で渦巻いている。発売から数日で大きな問題は解決されたようだが、まずどういう問題だったのかをさらってみよう。

 大きな問題は「購入したもののアクティベーション(初期設定)ができなかった」というものだ。ほかにも、

 「入手した書籍の内容がおかしい」
 「動きがおかしい」

という話があったが、これらの問題はすべて同じ原因から起こっていたようだ。「ITmedia」に掲載された同社担当執行役員のインタビュー(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1207/25/news106.html)によると、初回接続時にダウンロードさせるソフトウェアが不完全なまま出回ってしまったのだという。

 もちろん、それだけが原因ではない。Windowsのユーザー名やファイル名に日本語を使う人がいる可能性を見落としたのは、ミスとしかいいようがない。発表当初、3万冊でスタートするといっていた日本語書籍は半分程度しか用意されておらず、しかも1万冊程度は無料で公開されていて、誰でも読める「青空文庫」だった、という裏切りもあった。その「青空文庫」ですら、表紙がすべて「青空文庫」になっていて開いてみないと中身がわからないという、誰がこれでよしとしたのだろうかと首をひねるような仕様にもなっていた。

 本体の基本ソフトは、すでに修正されている。書籍数も徐々に増えてはいるようだ。いろいろな使いづらい部分も今後は改善されていくと考えられる。今後どうなっていくのかは、見守っていきたいところだ。

大量の不満レビューから見えてくる「一般層」ユーザー

 今回の騒動で意外だったのは、荒れに荒れた楽天レビューや各種SNSコメント等の中に、あまりこの手の端末やサービスに詳しくなさそうなコメントが目立ったことだ。

 例えば、

 「ページ切り替え時に白黒がちらちらする」
 「前ページの残像のようなものが残る」

というコメントがあったが、これはE Inkの一般的な特性だ。基本的に1ページを比較的長めに表示して読む書籍用のものなので、マンガのようにコントラストの強いコンテンツを高速でページ移動する読み方には、あまり向いていない。「暗い部屋で読めない」というのもE Ink端末としては当たり前だ。