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「自己実現」「理想のスタイル」って、どうやって儲けるの……

スタバ、ドトールと何が違うの?失敗するカフェオーナーの条件

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スターバックスコーヒーのロゴ。
某外食企業で店舗開発業務に従事する現役社員が、自ら見てきた数多くの事例を元に、最近増殖する「自己実現」「理想のスタイル」を掲げてカフェ経営を目指す「夢見がち女子」たちを例に、飲食店ビジネスの難しさとポイントに迫る。

 私は今、某外食企業で店舗開発なんていう仕事をやっています。不動産屋さんから物件情報をかき集めて、そこに合う業態(「焼き鳥と焼酎の居酒屋」とか「カジュアルにワインを楽しめるピザ屋」とか)をつくるというのが主な仕事です。当然、飲食業界の情報には、それなりに詳しくなっていきます。

 すると誰かから聞きつけて、

「ワタシ、近い将来、カフェとかやりたいんです〜。ちょっと話を聞いてもらえます?」

なんて相談してくる女子は結構いるんです。大抵、そういう子はアロマとか、オーガニックとか、ソイラテとか、ユーズドの服とか、写真展とか、パワースポットとか、木村カエラとかを好きだったりすることが多いんですけどね。あ、それがいいとか悪いとか言っているわけではありませんので、あしからず。

 もちろん女子に限らず、最近ではカフェが大好きっていう男子も多いですよね。草食系というか、自分探し系というか、エコ大好き系というか、最近の言葉で言えばノマド系というか、まあそんな人たちです。私も仕事柄そういう相談をムゲに扱うわけにもいかないので、聞くには聞くんですけれど、「何言っちゃってるの?」と感じることもしばしばあります。以下、典型的な会話です。

夢見がち女子(以下、夢) ワタシ、20代のうちに自分のカフェ出したいんですよねー。

 そうなんだー、いいじゃん、いいじゃん(出た、かれこれ36人目くらい?←心の声)。

 今の事務の仕事って確かに安定はしているんですけど、自分のやりがいとか存在意義とか感じられないし。

 まあそうだよねー。自分でお店とかやったら、生きてるって実感しそうだもんね(そんな簡単に、やりがいとか言わないでよ。まずは今の仕事で感じられるように努力したら?)

 ワタシ、北欧の家具とか雑貨とかすっごい好きで、そういうのを組み合わせて自分なりの世界観を表現したいんですよねー。

 北欧スタイルって、シンプルだけど温かみがあっていいよねー(あんたと北欧に、どんな深いつながりがあるっていうのよ。薄っぺらいなぁ)。

 その準備として、週末はカフェめぐりしてブログに記録しているんですよねー。

 イメージを膨らませるのは大切だもんね(それよりアンタ、お金はあるんかい?)。

『アイデアのつくり方』


アイディアだけではやっていけない

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