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3日間こってり使って判った、やはりiPad miniが一番!?

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 iPad miniが11月2日に発売された。ネットでは、iPad miniへの賞嘆の声も多かったが、その一方で、

 「ジョブズが生きていれば、iPad miniはリリースされなかった」
 「ただiPadが小さくなった(あるいは、iPod touchが大きくなった)だけだ」

 などと色々な意見が飛び交っている。しかし、そのほとんどは、実機を時間をかけて触ったことのない人たちの意見のように思える。

 確かに、iPad miniのリリースは、初代iPadが登場した時のようなインパクトはない。しかし、実物をじっくり使い込んでみれば、そんなネガティブな話など、どうでもよいことのように思えるから不思議だ。実際、iPad miniは魅力的なデバイスだ。

 発売初日の朝から毎日持ち歩いて、じっくり試してみた結果をベースに、iPad miniの実像に迫ってみたい。

bj_ipad1106_01.jpg※イメージ画像

●持ちやすさと携帯性、見やすさを考えた絶妙なサイズ

 まず、iPad miniを手にして感じるのは、わずか308gという軽さと、7.2mmという薄さによる「持ちやすさ」だ。このあたりは何回も試行錯誤を繰り返してベストな大きさに仕上げたのであろう。重さと軽さについては、ライバル機種であるNexus 7やGALAXY Tabよりも勝っている。わずかな差であるが、長時間手にするデバイスであるだけに、できるだけ軽くて薄くて腕が疲れないほうがいい。

 実は、筆者は2010年に初めてiPadを手にしたとき、「ああ、これで重たいノートPCを持ち歩く必要はなくなる」と喜んだものだった。しかし、第1世代iPadの重さは680g(第3世代以降は652g)と意外に重い。長時間手に持って読書をしたり、ゲームをするには、ちょっと腕が疲れてしまうのだ。持ち歩く時も、鞄に入れるとやや重たさを感じる。

 そのフラストレーションが解決されたのだ。300g強の端末で、どんなに分厚い本(?)も軽い端末で読めるのはうれしい。もちろん、ゲームだって長時間プレイしても疲れない。

 ただ、横幅はライバル機種よりも若干大きい。片手で持てないわけではないが、ちょっと厳しいかな? という微妙なサイズだ。どのくらいの大きさか、スペック表ではわかりにくいだろうが、DVDのケースとほぼ同じ大きさ、と言えばおわかりいただけるだろうか? しかし、これは画面サイズと密接に関係している。

 なお、iPad miniの画面解像度はiPadと同じ1024×768ピクセル。画面サイズが小さくなった分、従来のiPadよりは文字などが小さくなるはずだが、不思議と違和感がなく、見にくいと感じることはほとんどない。このあたりが、7.9インチという絶妙なサイズのおかげなのであろう。Webもメールも、アプリの利用も実に快適だ。このように、「片手で持てるサイズ」とか「ポケットに入るサイズ」などに固執せず、バランスを考えてベストアンサーを出してくるあたりにアップルらしさを感じる。

bj_ipad1106_02.jpgiPad miniを片手で持ったところ。手が大きい人でもちょっと厳しい。
両手持ちがベストだ。もちろん、ポケットに入れるようなサイズではない

BusinessJournal編集部

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