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長時間労働、現在の3K労働といわれるIT業界だが…

IT業界を去る人々の“意外な”理由と転職の現実とは?

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「Thinkstock」より
 私が属するIT業界から、昨年もたくさんの人が去っていった。今回は、IT業界から別業界へと転身を遂げた30代男性に、

 「なぜIT業界を去ったのか?」
 「今後目指すキャリアはなんなのか?」

などについて、聞いた。

<インタビュー対象者>
・30代男性(Y氏、仮名)
・ITの運用サポートからWeb広告の運営へと転身
・年収は400万円から450万円へ50万円のアップ

ーー転職して2カ月ほどたちましたが、今の仕事は充実してますか?

Y氏 新しく覚えなければならないことが山積みで、仕事が終わった後も夜遅くまで勉強していて大変です。特に転職で業界を変えたため、私くらいの年齢なら知っていて当然の業界知識もまったく身についていないので、少しでも早く戦力になれるよう日々努力しています。仕事自体は、前職に比べて、自社にいる時間が長く、毎日充実していますよ。

ーー前職には、どのような不満があったのですか?

Y氏 前職ではシステム運用を行うSEとして、お客様先へ常駐して仕事をしていました。私自身はITに興味があってその業界に飛び込んだこともあって、業務自体はとても楽しかったです。たくさんのお客様と知り合う機会もあり、さまざまな経験をさせていただきました。自社の社員よりも、お客様と仲良くなることもあり、特別不満を感じることはありませんでした。

ーー特に不満を感じることはなかったのですか? では、今回転職を決意した理由を詳しく教えてもらえませんか?

Y氏 前職ではお客様先に常駐しての仕事だったので、自分の会社に帰れるのは月1回あればよいほうでした。もちろん、会社から自分の机をもらっていましたが、使うことがほとんどなく、入社以来ピカピカのままでした。なので、お客様と一緒に過ごす時間が長い分、自分がどこの会社の人間かわからなくなってきてしまって……。もっと、社内で自分の存在を高めたり、社員同士で一緒に仕事をしたいと思い、転職を決意しました。

ーーなぜ転職先に今の会社を選んだのですか?

Y氏 やはり、自社でサービスを提供している会社だという点が、一番の理由です。自分がビジネスの中心に携わりたかったので、あえてIT系の職種ではなく、Web広告の運営という道を選ぶことにしました。他社からも内定が出たのですが、今の会社は過去に「就活アワード」(インフォランス)を受賞していたのが決め手ですね。

ーー転職活動をする上で注意したことはありますか?

Y氏 まず、前職と同じIT業界には応募しないこと。お客様先に常駐する仕事は避けていました。コンサルは提示年収も高くて迷ったんですが……。あとは、◯◯プロデューサーとか××アドバイザーといった変なカタカナ語の職種は、仕事の内容がよくわからないので避けていました。調べてみると、こういう職種はいわゆるブラック企業に多いみたいですね。危ない危ない。

ーー最後に、転職してよかったのかどうか、今のご自身の気持ちを教えてください。

Y氏 もちろん、転職してよかったと思っています。なんといっても、「自分がこの会社の一員なんだ!」という意識が持てるようになりましたし、今の会社はブラック企業という感じもしないし、社員みんなと切磋琢磨していこうと思っています。

●ブラック企業に転職してしまわないために

 インテリジェンス社の調査によれば、IT業界からの転職理由には、

「会社の将来性が不安」
「ほかにやりたい仕事がある」

など、生活面やメンタル面をもっと安定させたいというものが多いようだ。今回のY氏の場合は、前職では安定した会社で働いていたものの、仕事をする環境そのものに不安や疑問を抱き、自分の存在価値を認めてもらいたいという理由で転職活動に踏み切っているので、メンタル面での安定性を求めていたということになる。

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