生きていく上でお金は必要不可欠。だからこそ、将来に経済的な不安を感じている人も多いだろう。
今の貯金額で大丈夫なのだろか。そもそも貯金がない。リストラや病気など、予期せぬ事態が起こるかもしれない。では、お金の不安をなくすにはどうしたらいいのか。それはどんなに収入が少なくても貯金をすることだ。
『お金の不安が消える本』(さとうやすゆき/著、KADOKAWA/刊)は、皿洗いから身を起こし、宝石のセールスで成績トップ、貯めたお金で起業し、レストラン経営で70店舗を展開するまでになったさとうやすゆき氏が、お金の悩みから解放されて、幸せになる31のコツを紹介する一冊だ。
■「ダム式使い方」でお金を貯める
なかなかお金が貯まらない。そんな人はどうしたらいいのか。お金が入ってきているのに貯まらない人は「ダム式経営」と同じで、「ダム式使い方」にするといいと著者は述べる。ある程度の貯金を持って、そこからあふれ出たもので生活するのだ。
「ダム式経営」とは、松下幸之助氏が考えた経営の方法で、川にダムをつくり水を貯め、流量を安定させるように、資金や生産設備、人員などを蓄え、景気の好不況や需要の増減に左右されない安定的な経営を行うことだ。
これと同じように、ダムに溜まっている水を貯金、ダムから流れる水は生活費。ダムに溜まっている水(お金)は使わない。そこからあふれ出た水(お金)で生活すればいいというのが「ダム式使い方」なのだ。いつでも使えるお金をしっかり貯めておく。自分のお金だから気持ちに余裕が持てるし、貯まったお金をうまく投資すればより確実に増やすこともできるだろう。
貯金できる人とできない人の違いは「貯金する」と決めるかどうかにある。
つまり、「これだけ貯める」と決めた瞬間、貯金ができるようになるのだ。どれだけ能力やセンスがあっても、そこを明確に定めていない人は貯めることは難しい。いくら貯めるかを決めるということが重要なのだ。
たとえ1000円でも貯金するクセをつける。それだけで心は健康になると、さとう氏は語る。たしかに、人生で予期せぬことが起きたときなど、貯金によって助けられることはあるはずだ。お金の不安も減るはずだ。まずは、「ダム式使い方」を試してみてはどうだろう。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。