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破産のてるみくらぶ、奔放な女社長の「謎の行動」に疑問浮上…多すぎる●●が嘲笑の的

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記者会見で質問に答える「てるみくらぶ」の山田千賀子社長(読売新聞/アフロ)

 経営破綻した格安旅行会社てるみくらぶ(東京都渋谷区)の問題が、いまだに尾を引いているが、テレビ各局の報道局経済部記者の間で、ある情報が話題になっているという。

 てるみくらぶの法人登記簿によれば、発行済み株式総数は2000株で、発行可能株式総数はその40倍の8万株。この数が非常に大きいため、「社として体力がないのに増資するつもりだったのか」などと疑問が広まっているという。

「発行済み株式総数とは、読んで字のごとく、会社が発行している株式の数を指します。発行可能株式総数とは、今後これくらい増資したい、もしくは増資する可能性があるといった、いわば将来の展望を表す数を指します」(報道局経済部記者)

 そして、このてるみくらぶの発行可能株式総数が、嘲笑の的になっているという。
 
「てるみくらぶの資本金は6000万円で、旅行業界では中小企業に当たります。このレベルの規模の会社では、株主が株式を譲渡するためには取締役会の承認か株主総会の決議を必要とする規定を設けている非公開会社がほとんど。てるみくらぶもその形態ですが、非公開会社は発行可能株式総数を発行済み株式総数の10倍に設定するのが相場。だが、てるみくらぶは40倍の8万株に設定していますが、発行可能株式総数が多いということは、外部の株主が付け入るスキが生まれ、経営に介入されて乗っ取られてしまうリスクが高まるということです。株式の譲渡制限があるので、その可能性は限りなく低いが、その奔放かつ脆弱な経営実態が我々記者の間では嘲笑されているのです」(同)

 関連会社の自由自在(東京都渋谷区)も発行済み株式総数は1200株で、発行可能株式総数はその約16倍の2万株。やはり相場より多い。両社とも代表取締役社長は山田千賀子氏で、経営手腕が疑問視されている。

「非公開会社で10倍が相場なのは、それが少な過ぎもせず多過ぎもしないバランスの取れた設定だからです。発行可能株式総数が少なすぎるため資金調達がしにくいということもなければ、増資時にいちいち定款を変更する必要もありません。逆に発行可能株式総数が多すぎるために社外から『この会社は大丈夫か』と心配されることもありません。バランスの取れた設定は経営の円滑化や対外的な信用を高められます。てるみくらぶは、これからも右肩上がりで成長できるという強気の表れだったのでしょうか」

 突然の破産で世間を驚かせたてるみくらぶだけに、その異質な経営手法もまた注目を集めているようだ。
(文=編集部)

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