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正式な決算すら発表できない東芝、「自暴自棄」晒し再建放棄か…「東証のご判断」連呼

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東芝・綱川智社長(ロイター/アフロ)
 11日、東芝は2月、3月の2度にわたって延長した、2016年4月~12月の決算発表を行うことになっていた。


 会見は何時に行われるのかと東芝の広報に何度も確認したが、当日の午前中になっても決まっていない。午後1時に連絡した時に、「会見自体はやるんですよね」と訊いたところ、「一応、決算発表の時には記者会見するようにはなっておりますが」と、天下の東芝とは思えないような、煮え切らない答え。この時点で、監査法人からの承認を得ないまま決算発表を行うという情報は伝わっていた。午後2時になってもまだ決まっていないというので、東京・浜松町の東芝本社に向かうことにする。

 午後3時、東芝本社の1階ロビーには報道陣が集まっていた。午後4時15分、警備員から移動を促され、そのまま会見場に向かうのかと思いきや、すべての報道陣がエレベーター前で待たされることになる。立ったままであり、従業員の出入り口近く。扉が開くたびに冷風が吹き込んでくる。「批判的な報道をしていることへの意趣返しじゃないか」などという声が、誰彼ともなく上がる。

 エレベーターへの案内が始まったのが、午後5時20分。1時間以上も立たされたのだ。「記者の方から先に」と広報が案内するが、「なんで、準備が必要なカメラがあとなんだ」と不満の声が上がった。

独立監査人からの結論の不表明


 39階の大会議室に午後6時半、綱川智・代表執行役社長、佐藤良二・監査委員会委員長、平田政善・代表執行役専務が姿を現し会見は始まった。冒頭、綱川社長より、監査法人からの承認を得ないままでの決算発表についての説明がある。

「監査人からは第3四半期連結財務諸表に対し、結論を不表明とする四半期レビュー報告書を頂いております。当社といたしましては、監査人のご理解を得るべく最善を尽くしてまいりました。これ以上、株主投資家を初めとするステークホルダーの皆さんにご迷惑ご心配をお掛けすることはできませんので、極めて異例ではありますが、独立監査人からの結論の不表明という状態で、第3四半期決算について公表させていただくことといたしました」

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