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あのドンキがガラガラの異常事態…わずか8カ月で閉鎖、絶好調・ドンキに危険な兆候

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ドン・キホーテ店舗(撮影=編集部)

 10月13日に、開店からわずか8カ月で閉店する「ドン・キホーテ神保町靖国通り店」(東京都千代田区)を訪れたときの感想だ。想像以上に閑散としていた。

 神保町靖国通り店は東京メトロ・神保町駅から徒歩7分、靖国通り沿いにある。ビルの1階から6階までで営業しているが、売り場面積は999平方メートルだ。ドン・キホーテの標準的な売り場面積は1000~3000平方メートルなので、同店の小ささのほどがわかる。そのため品揃えは限定的で、充実しているとはいいがたい。

 神保町靖国通り店が立地するエリアは特殊だ。隣接する街・神保町は、古書や洋書、専門書を扱う書店が数多く軒を並べ、“古書店街”として知られている。同店から神保町駅までの通り沿いは大半が書店だ。神保町には古書店が180店ほどあるといわれる。一般の書店では扱っていない本を求めて、年配の方を中心に界隈は賑わう。ただ、人は多いものの、そういった人たちの大半はドンキを利用しないだろう。

 神保町靖国通り店の周りには、スキー、ゴルフ、登山の用品店や楽器店といった専門店も多い。「ヴィクトリア」「石井スポーツ」「クロサワ楽器」「須賀楽器」といった専門性の高い店が軒を連ねる。このような専門店に来る客は目的買いのケースが多いため、そういった人たちがふらっとドンキに立ち寄ることは考えにくい。

 神保町駅周辺は、学生街としても知られている。明治大学や日本大学、専修大学、共立女子大学などがある。ドンキは、こうした学生の来店が期待されるが、実際は限定的だろう。なぜなら、ドンキからもっとも近い大学でも、大通りを挟んでいたり駅の反対側にあるなど、通学の導線上になく、各大学からのアクセスが良いとは言い難いからだ。通学途中や休憩時間に気軽に利用できる立地とはいえないだろう。

 また、神保町駅周辺にはビジネス街もある。そのためドンキは、学生だけではなくビジネスパーソンの来店も期待していた。通勤・通学途中や休憩時間のちょっとしたニーズに対応できるよう、弁当や総菜、スキンケアやオーラルケアなどのエチケットグッズを充実させたという。ただ、神保町駅から徒歩7分、小川町駅からも徒歩6分かかり、コンビニのように気軽に利用できるとは言い難い。実際に、ビジネスパーソンはドンキではなくコンビニや飲食店に流れていた。

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