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『民衆の敵』突然に視聴率爆増…実は篠原涼子が「民衆の敵」だったというクソ展開

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篠原涼子

 篠原涼子が主演を務める『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?』(フジテレビ系)の第9話が12月18日に放送され、平均視聴率7.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)だったことがわかった。4%目前だった前回の5.3%から1.7ポイントも大幅にアップしたかたちだが、以前として登場人物の役割が迷子になっていることには変わりはない。

 第9話では、佐藤智子市長(篠原)をリコールに追い込みたい市議会のドン・犬崎和久(古田新太)の戦略により、突如として「あおばランド」建設の話が持ち上がる。議会にかける前に市民に大々的なアピールをし、反対派の市長を追い込む作戦だ。

 そして追い打ちをかけられるように、智子は犬崎が用意した偽造文書によって不正献金疑惑をかけられてしまった。その結果、市長を応援していた市民からは反発の声があがる。そしてドラマのタイトル通り智子は「民衆の敵」になってしまったのだった。

 このように今回は、犬崎の罠にハメられた智子の奮闘ぶりが軸になっていたが、結局わかったのは前市長の河原田晶子(余貴美子)が辞職するきっかけとなった汚職問題にも犬崎が絡んでいたということ。河原田は無実潔白で、秘書の望月守(細田善彦)もまた、犬崎が用意した市職員にハメられていたということが明らかになった。

 そのため智子は河原田の元を訪れ、犬崎のやっていることを公表しようと持ち掛けるのだが、これがなんとも自分ファーストすぎてうんざり。川原田の疑惑のときは、あれだけ「不正を暴く!」と息巻いていたくせに、いざ自分が同じ立場になってみると周りが見えなくなっているようだ。

 ニューポートやあおばランド建設反対にしても、「生活を奪われる人がいる」という理由も曖昧過ぎてピンとこないというのが正直なところ。実際、建設することによって市民が得られる利益と奪われる損失のどちらが大きいのだろうか。

 市長というからにはもっと大きな視野で物事を考えるべきところだが、智子は「目の前の人を幸せにする」の一点張り。「それっておかしくないですか?」というのはまさに智子のことだろう。ママ議員として立候補したはずの智子が福祉政策に力をいれ過ぎた結果、高齢者の「今」を守り、子どもの「将来」のことをないがしろにするというのもどうなのか。

 また、今回は智子の息子がナレーションとしてたびたび登場していたが「全然いらない!」と大不評。さらに、藤堂誠(高橋一生)が密かに会っていたデリヘル嬢の莉子(今田美桜)が犬崎の部屋に呼ばれていたシーンがあったが、あれはなんだったのか。スキャンダルにしないのなら写真を出すだけで十分だったはず。『民衆の敵』が面白くないと言われるのは主人公に魅力がないだけでなく、こうした意味を持たないシーンが多過ぎるのも理由のひとつといえるだろう。

 次週はいよいよ最終回。クリスマスという聖なる夜にリアルタイムでこのドラマをみる人はどれだけいるのだろうか。ただドラマの最終着地点がどこになるのかは、少しだけ気になるところだ。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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