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「先輩」木村拓哉『BG』、松本潤『99.9』に視聴率敗北…ジャニーズ世代交代鮮明

文=美神サチコ/コラムニスト
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「先輩」木村拓哉『BG』、松本潤『99.9』に視聴率敗北…ジャニーズ世代交代鮮明の画像1「Thinkstock」より

 嵐・松本潤が主演を務める連続テレビドラマ『99.9-刑事専門弁護士-SEASON II』(TBS系)の第2話が21日に放送され、平均視聴率18.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前週第1話の15.1%から、2.9ポイントの大幅上昇を果たした。ジャニーズ事務所の“先輩”、木村拓哉が主演する今クールの『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)第1話の平均視聴率(15.7%)を上回り、ジャニーズ内の世代交代を印象づける格好となった。

 同ドラマは「有罪率99.9%」といわれる刑事弁護の世界を舞台に、主人公の刑事専門弁護士・深山大翔(松本)が「残り0.1%の事実」を見過ごさずに追及していく姿を描いた人気作。第2話では、26年前に逮捕された大翔の父親・大介の事件の真相が明らかに。当時、大介は顔見知りの女子高生・鏑木美里(織田梨沙)の殺人容疑における加害者とされ、本人は無実を主張し続けたものの、心労により獄中で亡くなってしまったのだ。

 2016年放送のSEASON Iでは謎に包まれたままだった大介の父親の事件だが、今回は第1話で事件現場に落ちていた遺留品が新たに見つかっていた。これは当時、美里のものと思われていた“お守り”で、実際には彼女や大介のものではなかったことが発覚。大翔は事件の真相を突き止めるとともに、父親の事件を担当した検事・大友修一(奥田瑛二)と対決する――という、第2話にしてクライマックスのような展開が繰り広げられた。

 今回は、前シーズンにも登場した検察官・丸川貴久(青木崇高)が再登場して大翔に協力したり、大翔が宿敵である大友を追い詰めるシーンが見られたりして、インターネット上のファンも盛り上がっていた様子。しかし一方で、「大介の事件がこんなに早い段階で片付くとは思わなかった」と、拍子抜けしてしまった視聴者もいるようだ。

 今シーズンは新ヒロイン・尾崎舞子(木村文乃)が何やらワケアリの過去を抱えているようで、しかもそこには演じる“謎の男”が関係している模様。今後はその部分を掘り下げていくと思われ、さらに大翔は最終的に裁判官・川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)とも戦うことになりそうなので、大介の件は早々に一段落つけるしかなかったのかもしれない。

 結果としては、SEASON Iから引っ張っていた大介にまつわる“謎”が明かされるとあって、第2話は数字的に大躍進を遂げた。けれども、問題は第3話以降。SEASON Iも初回15.5%から、第2話で19.1%までジャンプアップしていたものの、第3話は少し落ち着いてしまったのか16.2%に後退。そのためSEASON IIも、同様の動きが生じる可能性が高いとみられる。

 第1話の反響を見る限り、尾崎のキャラクターを好まない声も多いようだが、同ドラマが今後どれだけ多くの視聴者の心を掴むか、今はただ期待しておきたい。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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