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「国はまるで無関心」「野田総理は、石原都知事との会談を拒否」……

猪瀬直樹副知事が尖閣諸島購入計画の「今」を告白

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猪瀬直樹副知事が尖閣諸島購入計画の「今」を告白の画像1猪瀬直樹・東京都副知事
 石原慎太郎・東京都知事がアメリカ・ワシントン市内の講演で発表した尖閣諸島の購入計画は、一般国民のみならず、永田町の政治家たちをも震撼させた。2010年に尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突する事件が勃発して以来、同地域に対する国民の関心は高まっている。これを象徴するように、都が公募している尖閣諸島購入寄附金は10億円を突破した。そんな中、宝島社が刊行した『日本人が知らない領土の真実』 (別冊宝島)の中で、東京都副知事の猪瀬直樹氏が購入計画の真意について語っている。猪瀬氏が考える、島の重要性とは何なのか。都庁副知事室を訪ねて真意を聞いた。(聞き手=浮島さとし)

――都が尖閣諸島を購入する意義についてお聞かせください。

猪瀬 国がまったくやる気を見せない以上、代わりにやれるのは、財政的にも政策的にも東京都しかない。もちろん我が国の領土を守るのは原則的には政府の役割です。しかし、東京都独自の役割も、必要に応じて発揮していかなければならない。地政学的なことを言えば、まず尖閣諸島がどんな位置関係にあるかを、ここで国民に確認してもらう必要があるでしょう。

猪瀬直樹副知事が尖閣諸島購入計画の「今」を告白の画像2実際に副知事室に掲示されている東アジア地勢図。日本列島や島々の存在が
中国を包囲しているような形になっているのがわかる。(クリックすると大きくなります)

――具体的には、どういうことでしょうか?

猪瀬 この地図(上記画像参照)は「日本戦略研究フォーラム」という財団法人が作ったものなんだけど、日本列島を起点にぐるっと45度くらい角度を変えて、中国大陸から太平洋を望むような視点で作られています。この視点で大陸、日本列島、太平洋を俯瞰するとわかるでしょう。中国は太平洋に出ていくために日本の水域ラインを抜けていかなければならない。日本列島や島々の存在が、首飾りのようなに中国を包囲するような形になっている。しかも島が日本の領土であれば、その周囲には排他的経済水域も生まれる。

BusinessJournal編集部

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