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「下町ボブスレー」このままでは「日本の恥」に? 「下町町工場美談」の闇と「低性能を世界にアピール」することの無意味さ

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 下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会は5日、契約中のジャマイカチームが平昌五輪でそりを使用しなかった場合、ジャマイカボブスレー・スケルトン連盟に損害賠償請求の法的措置を取ることを表明。使わなかった場合の違約金として「そり1台あたりの開発費と輸送費の合計金額の4倍、6800万円」と規定があり、実際に使用が確認できなかった場合の話ではあるが......。

 ジャマイカボブスレー・スケルトン連盟とは2016年に平昌五輪で下町ボブスレーを使用する契約を締結したが、昨年末から別のソリを使用。下町側は使用を呼びかけたがそれも叶わず。そして平昌五輪での使用も「拒否された」ということだ。契約不履行にはなるだろう。

 これに対しては、さまざまな意見が噴出している。「契約違反だし当然の措置」という意見もあれば「日本代表で採用されないものを他国で使わせようとするのが問題」など、委員会の動きには賛否両論の状態だ。

「基本的には契約の問題ですから、損害賠償というのは自然なことかと思います。ただ、これは下町ボブスレーが『五輪本番で使うに値しない』という意思表示をされた結果といえます。実際に昨年末から使い始めたラトビアのソリをジャマイカ側があっさり選択したということですから......。自国のナショナルチームに断られている時点でこの結末は見えていたように思います」(記者)

 今回の損害賠償に関し、同委員会の細貝ゼネラルマネジャーは「ジャマイカチームとは必死に夢を追い掛けてきた。6年間、中小企業の仲間が力を合わせてきた。まだあきらめていない」としているが、「性能的に劣っている」判断をされながら「敗北」を認めず、しがみついているようにも見えてしまう。

 下町の町工場の技術力や精神に意気を感じ、ソリを使う......というのは「美談」として一応成り立つが、そこに「技術はダメでも使う」という条件が入れば「それは作り話でもないよ」となってしまう。"下町技術の結晶"というお涙頂戴のストーリーには、自国でも認められる確固たるお墨付きが必須といえる。

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