著名人のアカウント一斉に乗っ取られ…Twitter、システムの脆弱性突かれた可能性の画像1
「twitter.com」より

 Twitterの公式サポートアカウントは16日(日本時間)、「Twitterのアカウントに影響を与えるセキュリティ問題を認識しています。我々は現在この問題について調査中であり、修正に向けて対策を講じています」と発表した。Twitter上では昨日、ジョー・バイデン前副大統領、Microsoft創業者ビル・ゲイツ氏、Tesla(テスラ)CEOのイーロン・マスク氏などの著名人のほか、AppleやUberなど大手IT企業の公式アカウントが次々に乗っ取り被害にあっていた。これらのアカウントでは「私のビットコイン(BTC)アドレスに送金された支払いを2倍にして返す」などという投稿が行われ、16日午前9時までに同BTCアドレスに約12万ドル(約1300万円)が送金されている。

「問題のアカウント」はツイート不可に

 乗っ取られた各著名人や企業公式アカウントでは15日、新型コロナウイルス感染症が拡大している現状に触れた上で、「今から30分間」などという時間制限を設けた上で、「1000ドル分のBTCを送金してくれたら2000ドル分のBTCを返金する」などと投稿していた。BTCはタイムスタンプ付きで取引が公開されており、同アカウントへの送金額は12万ドル相当に達している。

 こうした事態を受け、Twitterの公式サポートアカウントは記事冒頭ように発表し(原文投稿は以下)、「問題を確認したアカウントは、対応作業中にツイートやパスワードのリセットができない可能性がある」と注意を促している。

「米Twitter社へのクラッキングでは?」

 今回の一件に日本国内のIT企業関係者にも衝撃が走っている。ヤフージャパン関係者は次のように困惑する。

「著名人や公式アカウントが一斉に乗っ取られるということは、いたずらとか嫌がらせのレベルではありません。米Twitter社のシステムがクラッキングされた、セキュリティの脆弱性を突かれた可能性も考えられます。TwitterをPR、IR活動のプラットフォームとしている企業、個人も多く、我々IT業界だけでなく、全世界の経済界に衝撃を与える一大事です。他のアカウントの個人情報やパスワードなどは漏れていないのか、被害の全容解明が待たれます」

 Twitter社の調査の動向を注視したい。

(文=編集部)

 

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