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竹内結子さん自宅マンション「特定報道」は極めて問題…ご家族・住民・オーナーに甚大な被害

構成=編集部、協力=榊淳司/榊マンション市場研究所主宰、住宅ジャーナリスト
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竹内結子さん

 女優の竹内結子さん(40)が27日、自宅で亡くなった。竹内さんを悼む声が日本全国に広がるなか、マスコミの報道に対し疑問の声が上がっている。

 特に竹内さんの家族が住む東京都内のマンション周辺に報道陣が殺到して歩道を占拠。一部メディアが当該マンションの外観写真を掲載したり、Youtuberが全景をぼかさず現場の報道陣を注意する動画をインターネット上で公開したりした結果、多くの人がこのマンションを特定できてしまう状況になっている。7月18日に俳優の三浦春馬さん(30)が亡くなった際も自宅マンション周辺に報道陣が押し寄せ、物議を醸した。

 メディアや野次馬が自宅周辺に集まることで他の住人や、竹内さんの家族(夫、14歳の長男、0歳の次男)の生活に支障が出る可能性も考えられる。またマンションオーナーにとっても物件の価格が下がったり、今後の入居希望者が減ったりする被害が出ることも想像に難しくない。そこで、今回の一連の報道による影響について、榊マンション市場研究所を主宰する住宅ジャーナリストの榊淳司氏に話を聞いた。

榊淳司氏の見解

 竹内さんとご家族がお住まいのマンションは高級賃貸マンションだと思われます。この物件の賃貸履歴を確認しました。また、主要な分譲マンションが網羅されている資料も確認しましたが、当該マンションは掲載されていませんでした。一般的に芸能人の方は、戸数が3桁のタワーマンションなどに住むことは稀です。そうした超巨大マンションでは誰が住んでいるかもわからないので、1~2桁の戸数で地下駐車場のある高級マンションに住むケースが多いと思います。隣近所に住んでいる住民の顔も見えますし、みんな富裕層でしょうからそれぞれの生活に干渉することもないでしょう。

 マスコミがマンション周辺をうろつくのは1週間くらいしょうか。その間、竹内さんのご家族や近所の方はホテル住まいなどをされているのではないかと思います。また一連の報道やインターネット上での特定作業などを経て、このマンションは事故物件サイト「大島てる」にも掲載されてしまいました。おそらく、竹内さんのご家族は退去されるのではないでしょうか。

 マンションのオーナーさんにとっても大きな打撃です。事故物件サイトにも記載されてしまった上、契約希望者がいても物件資料には「特記事項あり」として明記することになります。新しい入居者と契約するのが難しい状況になる可能性もあります。その上、物件自体の戸数も少ないので損失が際立ちます。月の家賃もそれなりの金額であると考えられます。かといって、竹内さんのご家族や所属事務所に損害賠償などを請求することも難しいでしょう。

 三浦春馬さんや5月に亡くなったプロレスラーの木村花さんの時には、ここまであからさまに自宅がわかるような報道はなかったと思います。非常に異例の事態だと思います。

(構成=編集部、協力=榊淳司/榊マンション市場研究所主宰、住宅ジャーナリスト)

 

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