
2006年、「ユニクロ」の兄弟ブランドとして誕生した「GU」は、設立から数年はユニクロの“廉価版”というイメージがあったが、ファッション性の高いデザインワークの服をリリースするなどして差別化に成功した。現在は約450店舗を構え、若者を中心に支持されるブランドとなっているのだ。
また、2021年AW(秋冬)期から「エイジレス」「ジェンダーレス」の考えをデザインに反映しており、多様化するライフスタイルに対応するとともに、年齢・体型・性別というカテゴリーを気にせずファッションを楽しめる方向性を打ち出している。
そんな先進性に溢れるGUだが、現時点ではやはり若者向けのデザインが主流になっている印象で、30代以上のビジネスパーソンには着こなしが難しい服も少なくない。そこで今回は「この春、要注意なGUの服5選」をリストアップ。ファッションライター経験もある恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地氏に、おすすめしづらいポイントを解説してもらった。
今回、以下の3つを基準として選定した。
・ファッションビギナーが着るとダサくなる可能性が高いこと
・“最先端のおしゃれ”すぎて一般ウケしない場合があること
・無理に若ぶっているように見えるなどして女子ウケが悪いこと
カットソークルーネックビッグベスト/1690円(税込、以下同)
カットソー素材を採用したクルーネックタイプのベストで、トレンド感のあるビッグサイズデザインとなっている。カラーバリエーション(カラバリ)はベージュ、グリーン、ネイビーの3色展開。
「“要注意”の理由は、このアイテム自体がファッション通の若者向けの服だからです。こちらはカットソー素材になっていますが、大人のビジネスパーソンがベストを着る場合、素材はニットがスタンダードでしょう。また、メンズファッションシーンでビッグサイズが流行っているのは確かですが、大人のビジネスパーソンがベストを着るとしたらジャストサイズを選ぶことが多いはず。つまり、カットソー素材&ビッグサイズというこのアイテムの特徴こそが、着こなす難易度を上げてしまっているというわけです」(堺屋氏)
ボーダービッグT(長袖)/1490円(※値下げ後価格)
コットン素材で優しい肌触りを実現したボーダーロンT。ビッグサイズのデザインで、首回りも適度に開いているため、リラックスして着こなせる。カラバリはホワイト×ブルー、ホワイト×レッド、ネイビー×ホワイトの3色展開。