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粉飾疑惑のランド、はその筋ではよく知られた不動産会社だった!?

00年代ミニ不動産バブルのツケが表面化 粉飾・破産に暴力団…

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「JAPAN」の「J」はジョイント・コーポレーション。09年5月、会社更生法を申請し、負債総額は1680億円。次の「A」はUSAの「A」と同じ。「P」はパシフィック・ホールディングスで、09年3月に会社更生法を申請した。負債総額は1636億円だった。こちらの「A」は現在も会社が存続しているので社名は割愛する。最後の「N」はノエルで08年10月に自己破産した。

「横浜3L」は3社とも横浜市西区のニュータウン、みなとみらいに本社を構えていた“カタカナ不動産会社”。ランドはこの中に入っていた。ランド以外の2Lはマンション分譲のエルクリエイトとランドコム。エルクリエイトは08年10月、自己破産した。ランドコムも同じく10月、民事再生法を申請した。

 もうひとつ「神奈川SLN」があった。「S」はスルガコーポレーション、「L」はエルクリエイトだった。「N」は社名を少し変えたが、どっこい生きている。

 証券界が注目しているのは会計監査人を務める監査法人元和(渋谷区)が、ランドの関係先として捜索の対象になったこと。09年7月設立の新しい監査法人で「業績が悪化した新興不動産会社の駆け込み寺として有名」(不動産業界を担当する外資系証券会社のアナリスト)だった。

 08年当時に盛んにいわれた危ない不動産企業の中には、ランドのほかにも生き続けている会社がある。「次はどこか?」。兜町の住人の、もう一つの関心事である。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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