公開中の映画『ラストレター』に出演するなど、活躍が目覚ましい女優の広瀬すず。ファッションブランド「ルイ・ヴィトン」が彼女をアンバサダーに起用することが発表されたものの、残念ながら世間の声は歓迎一色とはならなかったようだ。
各報道によると、ブランド側は進化し続ける広瀬を高く評価し、ルイ・ヴィトンの“エスプリ(精神)”と共鳴するため起用に至ったという。コメントを発表した広瀬は“憧れのブランド”でのアンバサダー就任を喜び、「ルイ・ヴィトンファミリーの1人として、皆さまに魅力を伝えていきたい」と意気込みを語っている。
世界的有名ブランドのアンバサダーという大役を担うことになった広瀬に、ファンからは「顔立ちが整ってるから絵になると思う!」「ますます活躍の場が広がりますね」と好意的な意見が出ている。
一方、広瀬の起用に疑問を感じる人も多く、
「広瀬すずがヴィトンって全然イメージに合わないし、ブランドを安売りしている感じ」
「これで若い子が『ヴィトン買おう』っていう気にならないと思う。ヴィトンなら米倉涼子のほうがしっくりくる」
「広瀬すずだと親におねだりして買ってもらった女の子みたいだし、ユニクロの広告? って感じ」
「高級ブランドがどんどん安っぽくなっていくね。昔のように売れないからブランド側も迷走してるのかな」
といった批判的な声が目立つ。
若手人気女優としての地位を築いた広瀬だが、これまで批判がなかったわけではない。広瀬といえば思い出されるのは、以前にバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に出演した際の軽率な発言だ。「どうして生まれてから大人になったときに照明さんになろうって思ったんだろう」「なんで自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろう」などと話し、視聴者から「スタッフを軽視している」「何様だ」との指摘が続出。広瀬は誤解を与えるような発言をしてしまったと認め、ツイッターで「本当にごめんなさい」と謝罪するに至った。
広瀬の不用意な発言は『ラストレター』の舞台挨拶でも飛び出している。彼女がトークの中で「熱が出ても病院に行かない」と語ると、共演者の福山雅治が「おばあちゃんみたい」と表現。対して、福山が「(酒を飲むと)トイレで寝てしまうことがある」と明かすと、広瀬は「私がおばあちゃんではなく、福山さんがおじいちゃん」と返したのだ。そんな彼女に、ネット上では「ジョークにジョークで返したつもりかもしれないけど、大先輩に失礼」という声が。
そのため、「この子はすぐに失言しそうだから、いずれヴィトンのブランド力を毀損することになると思う」「逆効果になるのでは」「アンバサダー就任でセレブ気取りの発言が増えそう」といった厳しい声も上がっている。
昨年12月公開の映画『ルパン三世 THE FIRST』で声優に挑戦した際には、「棒演技」「声にメリハリがなくて聞いていられない」と叩かれてしまった広瀬。有名ブランドのアンバサダー就任で名誉挽回となるのだろうか。