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ちなみに、店内は満席ではなく、空席のテーブルもちらほら見受けられた。おそらく、満席にすると厨房のオペレーションが追い付かない可能性があることや食べ放題以外の客の来店などを考慮して、空きをつくっていたのだろう。
男性は16皿以上で元が取れる計算だが……
70分が経過して、食べ放題は終了。結局、寿司20皿にサイドメニューのあおさの味噌汁とプリンを完食した。
かっぱ寿司は1皿100円がメインのため、男性の場合は16皿以上食べれば元が取れる計算だが、筆者はしっかりと元を取ることができた。普段は10皿ほどのため、今回は2倍近く食べたことになる。
店員に話を聞いたところ、食べ放題の開始日からテレビやインターネットメディアでの報道が相次いだため、食べ放題の客数は日に日に増しており、この日は最大3時間待ちだったという。
筆者は開店時間から並んだため、実際に食べ始めたのは3時間後。つまり、この日に限れば、整理券を求めて開店早々に足を運ぶという作戦は、あまり意味がなかったのかもしれない。
また、よくよく考えると、そのお得感には疑念もよぎる。筆者が食べた20皿+サイドメニュー2品は、通常価格に換算すると約2600円だ。それが1580円で食べられたのだから、一見するとかなりお得に思える。
しかし、「わざわざ3時間並んで、1000円程度割り引かれただけ」と考えると、「すごくお得」という実感に乏しい。30~40皿平らげる大食漢であれば、3時間かけて並ぶ価値はあるだろう。しかし、平均的な大きさの胃袋を持つ我々は、はたしてどうだろうか。
待ち時間も含めたコストパフォーマンスを考えると、「そんなにお得ではない」「強くおすすめできるほどでは……」というのが、実体験を踏まえた正直な感想である。
(文=A4studio)
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