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W不倫の静岡放送社長、ふしだらな女性関係と超パワハラ…“地方メディアの雄”の呆れた内情

文=編集部
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静岡新聞・SBS公式サイトより

「地方メディアの雄」のトップの破廉恥な実態が明らかになり、静岡県内のみならずマスコミ界隈は大騒ぎだ。静岡新聞社と静岡放送(SBS)は5日、大石剛社長(51)と同局の原田亜弥子アナウンサー(40)の不倫疑惑に関して公式サイトで以下のように謝罪した

「読者、視聴者、聴取者、関係者の皆様へ

 この度は、写真週刊誌の報道に関しまして、読者、視聴者、聴取者、関係者の皆様に、ご心配やご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした。社としてのコンプライアンスへの取り組みが不十分であったことを 厳粛に受け止め、今後このようなことが二度と発生しないよう、一丸となって取り組んでまいります。

令和3年3月5日 静岡新聞社・静岡放送」

直前に「Forbes JAPAN」で『マスコミやめる宣言』の記事

 事の発端は、同日発売の写真週刊誌「フライデー」(講談社)に記事『スクープ 静岡放送『社長と女子アナがW不倫』の衝撃写真』が掲載されたことだった。静岡新聞・SBSといえば、業績低迷に悩む地方新聞社や地方局が「目指すべき新しいメディアのモデルケース」として、業界研究会でよく取り上げられる「地方メディアの雄」だ。全国的に衰退産業化している新聞事業においても、静岡県内を中心に販売部数約60万部を誇る。同県内においては読売新聞や朝日新聞などの全国紙はもちろん、中部地方最大のブロック紙である中日新聞を上回るシェアを確保し続けてきた。

 前出の通り「オールドメディアからの脱却」を掲げていることでも有名だ。例えば、今回のスクープがさく裂する直前の今月1日、「Forbes JAPAN」(リンクタイズ)は記事『「マスコミやめる」宣言の衝撃。静岡新聞が格闘する変革への道』を公開。今回のスキャンダルの主人公である大石社長らの“挑戦”を取り上げたばかりだった。

 同記事では、静岡新聞・SBSが2018年3月12日、日本最大級のベンチャー支援会社 WiL LLCが運営する「WiL2号ファンド」に出資することを決定した経緯を取り上げ、「新聞、放送局というオールドメディア」が積極的に投資リスクを取って、新しい業態に変ろうとする姿がが描かれていた。同記事を一部引用する。

「当時、社長の大石剛は苦悩していた。創業者大石光之助の孫であり、2012年に社長就任した彼の社会人経験は電通から始まっている。当時から大石はメディアに対する危機感を感じていた。デジタル時代となりメディアが多様化していくなかでオールドメディアである新聞は生き残れるのか。大石は98年に静岡新聞に戻ってブランド刷新など改革に幾度も取り組んできたが、失敗続きだった。最後の一手がWiLへの投資だった」(原文ママ、以下同)

地方の名士・大石社長のワンマン体質と保守的な社内事情

 では、今回のスキャンダルはどういったものだったのか。「フライデー」によると、大石社長、原田アナは双方とも既婚者。「フライデー」の行動確認よって、2人は平日昼間から一緒に酸素風呂に行き、手をつないでディナー、その後、密会用のマンションへ帰り、「日付が変わっても出てくることはなかった」という。しかも、W不倫をフライデー記者に直撃された大石社長は「俺、田舎の人間だぞ! 田舎の人間追っかけて何が楽しいんだよ」「原田以外にいっぱい女がいるからね。俺、そこそこモテるのよ」などと豪語。その後、「フライデー」の記者を居酒屋に招き、120分にわたって「毎週違う女と遊んでるんだから!」などと語ったのだという。

 さらに続報として「FRIDAY DIGITAL」(講談社)は5日、記事『社長と女子アナ不倫報道で静岡放送が配布「想定Q&A」の衝撃中身』を公開。社員に対する明確な説明がない中、幹部らが集まってマスコミや視聴者からの問い合わせに備えた想定問答集が作成されていたことも暴露された。一連の報道に静岡新聞記者は次のように話す。

「フライデーが静岡に?マジか!というのが率直な感想です。大石社長が話すように、『こんな田舎に東京の有名週刊誌が』というのは紛れもない本心だと思いますよ。

 もう、いろいろなところで言われていますが、大石社長の女性関係は社内では有名でした。会社は公式見解として『不適切な関係はありません』と否定しているようですが、実際のところはどうなんですかね。少なくとも『想定Q&A』の存在が暴露されたことで、静岡新聞、SBS両幹部がこんな状況になっても社長の顔色を窺い続けていることが明らかになってしまいました。ご存知のように、社長は非常にワンマンな人だったので、今回の報道に私のように心の底では『よくやってくれた』と思っている社員も少なくないと思いますよ。

 最近はどこの新聞社も社内の男女間のトラブルに神経質になっているので、このところ鳴りを潜めていましたが、10~20年前は自由な社内恋愛にふける社員はたくさんいた聞きます。既婚者同士の社員がW不倫の末にいつの間にか結婚していたとか……。『新聞記者は無頼派であるべきだから、こういう男女の付き合い方もあり』みたいな雰囲気でしたね。きっと社長は、そんなオールドメディアとしての体質が色濃く残っていたのでしょう」

 SBSの女性社員は次のように語る。

「静岡市内ではどこに行っても、他のマスコミより優先で取材案内が来ます。SBSの名刺を切って取材が断られることなんて入社以来一度もありませんでした。それだけ地域の信頼を獲得できているといえばそうなのですが、裏を返せば、うちに変なことを報じられるとこの土地でやっていけないというという恐怖があるのだと思います。それくらい影響力は強いですね。

 単なる社員ですらそうなのですから、新聞と地元局のドンの大石社長ともなれば全能感すらあるのではないでしょうか。地方の名士ががっつり固めている権力とか既得権益とかに切り込むのが地方メディアの存在意義だと思って入社したのですが……。

 社内は保守的ですよ。これはどこのメディアでもそうなのかもしれませんが、県警担当は〇〇時間、県政担当は●●時間と、担当する取材先で実態の残業時間とは関わりなく上限が決まっています。いわゆる見なし残業制なのですが、ここにも『記者の仕事の暗黙の了解』が多く、勤務実態との乖離はかなりあると思います。

 またある女性社員が家族の都合で時短勤務を申請した時、午前5時半からの勤務になって社内で噂になったこともありましたね。とにかく現代のコンプライアンスに合わせようと努力はしているのですが、本質的なところは変わらず右往左往している、というのが今の会社の状況だと思います」

 どうやら「マスコミやめる宣言」を出す前に、社としてやることがあるようだ。

BusinessJournal編集部

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