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圭馬氏は体育会系の人間だ。カヌーの急流下りはもとより、パラグライダーでの空中遊泳もお手のもの。乗馬のライセンスもとった。空手は世田谷大会で3位に入る腕前。野生動物が大好きで、ケニアのサバンナやインドに虎を見るために出かける。東奔西走、席を暖める暇もない。
御曹司の趣味・道楽は、業績絶好調の頃であれば、大目にみられただろう。だが、業績は低迷を続けている。まさにお家の一大事だ。古参の役員たちによる若殿の「押込め」(強制的に隠居させること)が解任劇の真相に近い。
しかし、同族企業での創業家出身の社長解任劇は極めて異例だ。コジマの御曹司の解任のように、大株主の創業家一族が分裂しないかぎり、成功しないからだ。大株主の圭馬氏は、6月末の定時株主総会に、今回の人事に反対する株主提案を提出して巻き返しを図る。
ぺんてるやコジマの御曹司の解任劇ではっきりしたのは、同族経営が成り立つのは、その会社が儲かっているうちだけということ。実に単純明快である。
(文=編集部)
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