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約4年ぶりのプロキシーファイトに発展

やっぱり泥仕合に! 続・アコーディア・ゴルフのお家騒動

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ゴルフ場ではお静かに! 「足成」より

 6月5日、ついにアコーディア・ゴルフの経営権を巡るプロキシーファイト(委任状争奪戦)の火蓋が切って落とされた。日本人同士のプロキシーファイトは2008年1月にあったCFSコーポレーションとイオンが争って以来4年ぶりとなる。


 アコーディアは、5日に株主総会の招集通知を発送。これを機に委任状の勧誘行為が解禁され、6月28日の株主総会で会社側の取締役候補者と株主提案の取締役候補者のどちらが経営陣になるのかを巡り、し烈な委任状争奪戦が繰り広げられることになる。


 アコーディアが株主と経営権を巡りプロキシーファイトにまで発展する発端になったのは、3月と4月に、同社の株主であるオリンピアがアコーディアに対して、竹生道巨社長(当時)のコンプライアンス違反疑惑に関して、調査を行うよう要請した一件から始まる。4月10日に当時コンプライアンス委員長であった秋本一郎前専務が、竹生前社長に当人に調査を行うと話したところ、翌11日に臨時取締役会が開催され、秋本前専務は取締役専務執行役員の肩書きを除き、全役職を解任されてしまった。


 秋本前専務は4月17日、記者会見を行い、自らが解任された事実と、その経緯を暴露し、両者は全面戦争に突入した。


 秋本前専務側は4月26日、株主のオリンピアを中心として「アコーディア・ゴルフ株主委員会」(以下、株主委員会)を発足し、取締役候補の提出などの株主提案権を行使すると発表。これに対してアコーディアは27日、事態の経緯を説明した文書を公表することで対抗した。


 そんな折、思わぬ横ヤリがはいる。アコーディア側が出した文書に対して、国内でゴルフ場運営をアコーディアと2分する大手ゴルフ場運営会社のPGMホールディングスが噛み付いたのだ。PGMは「明らかな虚偽や著しい事実の歪曲が多数含まれている」と抗議文を公表した。


 実はこのPGMの抗議文には裏がある。この事態が起こる1月26日に、PGMよりアコーディアに対して経営統合の提案がされており、問題の文書には、秋本前専務による竹生前社長のコンプライアンス違反疑惑の追及の裏に、このPGMとアコーディアの経営統合がある......といったニュアンスがあったのだ。


 さらに複雑なのは、PGMは、パチンコ産業の平和の連結子会社(持ち株比率役80%)であり、平和の完全子会社がオリンピアで、オリンピアはアコーディアの大株主である。とはいっても持ち株比率は2%程度で、オリンピアのアコーディアへの影響力はそれほど強くはない。この図式から、ゴルフ場運営会社としてライバルであるアコーディアとPGMの経営を統合して、平和が"日本の2大運営会社を傘下に置き、ゴルフ場を牛耳る"という思惑が透けて見えてきたのだ。