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同日、記者会見を開いた鎌田新社長は、6月の定時株主総会後も竹生前社長を有給でアコーディア・ゴルフに関わらせることを明らかにしたが、同氏の立場については、「まだ決まっていない」と明言を避けている。また会見で、経営統合やM&Aの考え方について聞かれ、買収防衛策を回答したところに、PGMとの経営統合に対する脅威と嫌悪感が表れていた。
不可解なのは、アコーディアが株主総会を境に、秋本氏とは会社との縁を切る形にしたのに対して、竹生前社長には報酬を払っても会社とのつながりを継続しようとしている点だ。31日にアコーディアは、秋本前専務の取締役としての職務執行に疑念が生じたとして、責任を追及するかどうかの検討を行うと発表した。
そして6月5日、冒頭で述べたようにアコーディアと株主委員会はプロキシーファイトに突入した。株主委員会と指名委員会では役員候補が違い、両者の考え方が対立していることは明らか。しかし、利用者のゴルファーや一般社員からすれば、竹生氏も秋山氏も退任するのが自然な姿だ。コンプライアンスを遵守する新経営陣の下で、経営の立て直しを図るべきだろう。結局、利用者や一般社員の気持ちは経営陣には届かないということだ。
(文=鷲尾香一)
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