X(旧Twitter)上で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のロッカーの上部が“鋭利”になっているとして話題になっている。
事の発端は9月4日投稿された下記のポスト。
「今さらですがUSJのロッカー、上に「盗まれてもいいから(盗んでいいとは言ってない)」と荷物をでーんと置く無賃利用が続出したため、対策としてかなり鋭利になってるのおもしろすぎる」
今さらですがUSJのロッカー、上に「盗まれてもいいから(盗んでいいとは言ってない)」と荷物をでーんと置く無賃利用が続出したため、対策としてかなり鋭利になってるのおもしろすぎる。#USJファン pic.twitter.com/4nRW1dqOZ8
— USJ情報局 L.C.A.STUDIOS (@LCASTUDIOS_USJ) September 4, 2023
ロッカーの上部が、物を置けないように斜めの仕様になっているのだ。USJではハロウィンや年末など「繁忙期や仮装する客が多い時期」にロッカーの上部にトランクなどの荷物が放置されるケースが散見され、そのたびにSNS上で物議を醸していた。
うっかり下着ユニバでお馴染みのハロウィンUSJにいるわけだけど、コインロッカーの放置荷物ヤバい。
— 志賀雄太(39歳) (@flashoman) October 22, 2022
これでパーク内のロッカーなんだからパーク側も黙認してるんだろうけどディズニーだと絶対あり得ないシリーズ。 pic.twitter.com/1J6TgvPqvu
#USJ なう
— USJのツボ (@usj1) December 29, 2022
駐車場側のロッカーです。
ロッカーの上に荷物放置、むちゃくちゃありました。
無法地帯でした。
まだまだUSJロッカー不足問題は継続案件ですね。#ユニバ #USJファン #USJ_now pic.twitter.com/LYnqbTw9Yi
そのような迷惑行為への対応なのか、上部に物が置けないような形になったことを見つけた方がSNSに投稿し、注目を浴びているのだ。
そこでBusiness Journal編集部は、USJを運営する合同会社ユー・エス・ジェイ広報室に話を聞いた。
――USJのロッカーの上部が三角になっていることがSNSで話題になっています。いつごろからこのようになっているのでしょうか。
広報担当「2023年9月2日から設置しています」
――かつて、ハロウィンや年末など、ロッカー上部に荷物を放置されている模様がたびたび投稿されて話題になっていました。御社にも苦情や相談は寄せられていたのでしょうか。
広報担当「ロッカーの上部に荷物が放置されていたことは把握しています」
――例えば荷物が崩れて下にいた人に当たった、盗難に遭った、といったトラブルも発生していたのでしょうか。
広報担当「その防止と景観の観点から空いているロッカーをご案内しています」
――ユニバーサルシティ駅のロッカーは撤去されたとの情報もあり、USJのロッカーの需要が増えていると思われます。そのためか、ロッカーが埋まっていて使えないことが多いとの声も散見されます。また、ロッカーの数はどのくらいあるのでしょうか。
広報担当「需要に応じてロッカーサイズの割り振りを変更し、大きいロッカーを増やしました。営業ノウハウのためロッカーの数はご案内していません」
――万一ロッカーが埋まっている場合、窓口に預けることができるとのことですが、1日いくらくらいかかるのでしょうか。
広報担当「手荷物預かりは臨時的対応として実施しているもので、その際はロッカー同様に有料になりますが、常設サービスではありませんので媒体向けに料金のご案内は行っていません」
――ロッカーの上部に荷物やゴミを放置することは防げるようになったかと思いますが、ロッカー内部に荷物を入れてお金を払わない“無賃利用”については、どのように対策していかれますか。
広報担当「今回、一部のロッカーで上部に荷物を放置できないよう加工しましたし、今後も対策を検討していきます。ゲストの皆さまにはお荷物をロッカーに入れて正しくご利用いただくよう、これからもご案内していきますので、何卒ご理解とご協力をお願いいたします」
SNSでは、ロッカーが埋まっていて窓口に荷物を預けたという客が、「1日荷物を預けたら1500円だった」と投稿している例もあるが、常設サービスではないので、金額が決まっているわけではないようだ。
(文=Business Journal編集部)