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原発輸出ビジネス、安倍首相トップセールスの舞台裏と狙い~安全保障で懸念材料も

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 ビジネスにおける“ギブ・アンド・テイク”と同様に、10月の安倍首相とトルコのエルドアン首相の会談では、経済・安全保障での協力で一致した。日本政府は原発を受注する見返りに、防衛分野でトルコに協力する。三菱重工とトルコ企業が合弁会社をトルコ国内に設立し、戦車や艦船のエンジン、無人航空機など防衛装備品の共同開発・生産を行う。

 トルコは外貨を稼ぐために武器輸出に力を入れており、日本と共同開発・生産した装備品を中国など第三国に輸出することになる。そうなると日本の安全保障が脅かされる恐れが出てくるが、安倍首相はトルコへの原発輸出を突破口に、国内での原発再開と、持論としてきた防衛大綱の改定の一石二鳥を狙っているとの見方もある。

 景気回復、それによる世論の後押しという追い風を受ける安倍政権の勢いは、今後もしばらく続くようである。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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