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豊洲・千客万来、7千円の海鮮丼が外国人に売れまくり…日本人は低価格店に列

文=Business Journal編集部
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千客万来の江戸辻屋のInstagramアカウントより

 今月1日に東京・豊洲市場(江東区)の横に開業した商業施設「豊洲 千客万来」。開業前から海鮮丼1杯が6980円と約7000円、コロッケが800円など価格設定が高めだとして、SNS上では「インバウン丼」などと話題を呼んでいたが、こうした高額商品が外国人観光客に「飛ぶように売れている」という。その一方、日本人客は施設内にある比較的低価格の、うどん・ラーメン店に行列をなしているといい、日本人と外国人の「経済格差」が浮き彫りになっているようだ。

「千客万来」は、約70の飲食店やショップなどからなる「食楽棟『豊洲場外 江戸前市場』」と、温浴・宿泊施設の「温浴棟『東京豊洲 万葉俱楽部』」で構成。食楽棟は地下1階・地上3階で、2階は「江戸時代の活気あふれる市場」を再現した「目利き横丁」と「豊洲目抜き大通り」からなり、「目利き横丁」では水産仲卸企業「水長水産」が厳選した旬の食材を使ったメニューの数々を提供し、客は食べ歩きを楽しむことができる。「豊洲目抜き大通り」には、寿司や天ぷらといったなじみの深い料理の店が軒を連ね、地元・江東区の人気店も出店している。

 3階は豊洲市場の海鮮を使った寿司や海鮮丼を提供。フードコートエリアやインバウンド客などの団体客の利用を想定した飲食店があり、旅行会社エイチ・アイ・エスが運営する「海鮮バイキング いろは」ではマグロの解体ショーも行われる。

 温浴棟は、24時間営業の温浴施設と客室数71室のホテルで構成。源泉から毎日運ばれる箱根・湯河原の湯を使う温泉がウリで、東京湾を一望できる露天風呂や、ウォーターフロントの景色を360度望む展望足湯庭園、513台のリクライナーを設けたリラックスルーム、サウナ、岩盤浴などがある。

アメリカ人「6000円、出せます」

 そんな「千客万来」をめぐっては、前述のとおり食楽棟の価格の高さが話題になっている。上記のほかにも「もなか」が700円、ソフトクリームが1600円といった価格設定もみられるが、5日放送の情報番組『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)によれば、こうした高額商品が外国人観光客には売れているという。

「地元住民や豊洲市場関係者の利用を想定しているゾーンもあるが、基本的にはインバウンド客をメインターゲットに据えている。日本の外食は欧米などと比べて圧倒的に価格が安く、このレベルの価格設定でも十分に集客は可能だろう。外国人客の団体が多くなれば、それが敬遠されて日本人客の足が遠のくかもしれないが、現在でも築地の場外市場は多くの日本人客で賑わっており、日本人はわざわざ豊洲市場まで行く必要がないという背景もあり、施設側としても日本人客の集客にはそれほど力を入れていないのかもしれない」(西川立一氏/流通ジャーナリスト/2月2日付当サイト記事より)

『グッド!モーニング』内では、4000円以上する「うにのせ穴子炙り丼」と「本マグロ丼」を食べるフィリピン人の2人組が語る「とても安いと思います」「リーズナブルだと思います。新鮮だし」という声を紹介。6980円の「本マグロ丼」を食べるアメリカ人は「6000円、出せます」「円安だからお得です」と語っていた。

 インタビューに応じた、うに料理をメインとする店の店員は、1万5000円の「雅プレミアム」が外国人客に売れているといい、主な客層について

「アジア圏のインバウンド。富裕層という感じではなく、普通の方々。向こうで食べるより全然安いという感じ」

と説明していた。一方、対照的に日本人は、うどん・ラーメン店に列をなしている様子が放送されていた。

「現在、日本円はどの主要通貨に対しても安く、超円安なので、欧米やアジア圏の人から見て日本の物価は安い。ドル円為替相場は1ドル=約150円で、アメリカの平均時給は33ドルほどなので、日本円に換算すると約5000円。また、アメリカのマクドナルドのビッグマックは約5.5ドルで日本円に換算すると825円なので、日本のそれの2倍まではいかないものの、だいたい2倍。大雑把な感覚でいうと、海鮮丼が7000円というのは、アメリカ人にとっては2000円くらいの感覚では。我々日本人でも海外旅行に行けば『ランチ代が一食2000円』というのは許容範囲だろう」(金融業界関係者)

天ぷら蕎麦が3500円

 日本各地では外国人が多く押し寄せる観光地の高額な「インバウンド価格」が目立っている。たとえば、海外から多くのスキー客が訪れる北海道のニセコ町・倶知安町一帯の「ニセコ」では、天ぷら蕎麦が3500円、刺身定食が4200円で売られていることがニュースにも取り上げられている。

「3500円は米ドルに換算すると23ドルほどなので、アメリカ人からすると1000円くらいの感覚では。それでも日本人からすれば『蕎麦1杯1000円』は高い。そもそも日本の外食業界はファストフードをはじめ各種チェーンが過当競争を繰り広げている影響もあり、海外に比べて非常に安い。最近では値上がりが進行しているとはいえ、400円出せば牛丼が食べられ、マクドナルドではチーズバーガーが200円ほどで買える。外食に関していえば、日本の消費者は海外と比較して異常なほど低価格に慣れてしまっている」(金融業界関係者)

(文=Business Journal編集部)

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