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JDI上場で波乱~野村證券と革新機構は出来レースで大儲け?個人投資家大損で疑問噴出

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 JDI上場の前日に上場した日立マクセルの主幹事証券会社はSMBC日興証券である。日立マクセルとJDIは多数の個人株主が公開価格で株式を取得した。日立マクセルは上場初日に1762円まで下げ、公開価格(2070円)に比べて15%目減りした。高値は1980円。日立マクセルは上場2日目から3営業日連続して小幅に値上がりし、25日は16円安の1847円で終わった。一方、JDIは上場初日に22%も目減りをして、3月24日に安値を切り下げ、25日にはとうとう700円にまで下げた。

●次は「電池」再編か

 官製ファンドによる「再編上場のモデルケース」とみられていたが、JDIは大きな失望感を伴う軟調な発進になった。半導体に続く民生用エレクトロニクスの次の再編は電池分野といわれている。GSユアサ、東芝、パナソニック、日立、NEC、ソニーとメーカーが多すぎるためだ。特にリチウムイオン電池は電気自動車製造におけるコストダウンのキーパーツであり、「ソニーは電池事業を高値で売りたがっている」(外資系投資銀行)との情報もあり、ソニーが再編の呼び水になる可能性もある。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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