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幸運を呼ぶミラクルコンサルタント・田中雅子「ゼロからのリーダー学」第7回
面接で「採用したい」と思わせる学生の9割が女性?
「グッドジョブ」
本当に成果を上げたと評価できる時に、そのように声をかけてあげてみてください。
この「グッドジョブ」により、上司は、部下に「グッドジョブ」の基準を気付かせてあげなくてはいけないのです。登山の時にサポートするように、一緒に山を登ってあげて、ルートや休憩地点を共にしてグッドジョブを経験させてあげる。そうしないと、今の若い人たちは、いい素材をもっていても育たないのです。
どんなスポーツでも、「一生懸命練習しましたが、勝てませんでした」といわれても負けは負けです。しかし、勝つ方法がわかると、一生懸命やっても勝てなかったということの本質がわかって、今度は勝つための成果を出すようになっていくんです。頑張り方がわかってくるのです。
一方、言語道断な行為をした場合には、「バカモノ」と声をかけてあげましょう。これもやってはいけない明確な基準、言語道断な行為を教える有効なキーワードなのです。ただし言い方次第ではパワハラになってしまうので、絶対に気をつけてください!要は、仕事のデキ具合を明確に示してあげるということなのです。
私もかつて上司から「それはダメですよ、田中さん!」とか、「これ、なかなかいいじゃないか!」と言われてきました。直接明確に言われることで、はじめて「このやり方はダメなんだ……」とか「これでいいのか!」といった、仕事のすすめ方やレベルがわかっていったのだと思います。
オヤジマネジメントはもう古いのです。「俺の背中をみては育たない」。だからこそ、仕事のデキ具合やレベルをしっかりと明確に示してあげられるか否か、それが今のリーダーに求められている資質なのです。
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UPDATE:17:30