6月9日発売の「フライデー」(講談社)が伝えた、小出恵介が起こした「未成年淫行」事件。当時17歳だった少女と飲酒した上に、宿泊先のホテルへ連れ込み、強引に性的関係を持ったとされるが、少女のものと見られるSNSへの書き込みにより、一部のメディアやネットの論調が変化。「小出が被害者では?」といった声も散見されるようになってきた。
「少女のものとされるSNSで、小出と関係を持ったことを不満げなく報告している形跡が発見され、その後、少女側が500万円もの金銭要求をしていたと報じられたことで、“小出は被害者”と言われるようになっています。当初から示談金を得ようとしたものの、所属事務所・アミューズが頑として譲らなかったため、しかたなく『フライデー』にネタを売ったのでは、という見立てです。未成年にもかかわらず、深夜の呼び出しに応じた上に朝帰りするなど、少女が非常識な行動を取っていたことも、小出への同情論が強まった原因でしょう」(スポーツ紙記者)
さらに、「フライデー」に小出や少女とともに写真に収まっていた人間も特定され始め、その中に逮捕歴があるような人物もいたことから、「彼らが小出をハメたようだ」と指摘されるようになったようだ。
「しかしこれが“計画的犯行”とすれば、要求した金額が500万円というのは安すぎる。この金額は、あくまで小出がアミューズからの事情聴取で申し出たもので、さらには一方的に要求されたのではなく、先に小出が口止め料を提案していたもの。実は小出は『フライデー』が取材を始める前の時点で、少女側の人間と接点を持っていた。そこで、小出は自ら口止め料として200万円を提示したものの断られ、話し合いで金額は500万円へと釣り上げられた。そして、金策に走ったり、少女側の人間と交渉してもらうべく、別のパトロンに相談をしているうちに、『フライデー』がアミューズに取材を行ったんです。そこでアミューズからの事情聴取を受け、小出は『500万円を支払わなければ少女との関係をバラされる』と証言した、という流れです」(同)
少女側の人間は、小出が支払いに応じないことから「フライデー」にネタを流したとされているが、「アミューズが『フライデー』の取材を受け、事情を把握した時点で、まだ小出は金で解決できると思い込んでいた。つまり、『フライデー』の情報源はまた別の人間だったということになります」(同)とか。
「事務所に報告もせず、個人的に隠蔽工作に動くなど言語道断。多くのメディアが小出のみを批判し、少女側についてほとんど報じないのは、未成年だからという以前に、小出の行動が芸能人としてあり得ないものだったという側面が強いです」(芸能事務所関係者)
さらに小出に関しては、いまだ報道されていない「非合法行為」という爆弾を抱えているのだという。
「2年ほど前に『小出が逮捕される』という情報が出回ったことがあります。薬物関係ではありませんが、国内では禁止されている非合法行為の常習者で、すでに警察に事情聴取を受けているというものです。今回の騒動に関連して週刊誌などが取材に走っていますので、それが報道されれば、アミューズも小出を守りきれないでしょう。無期限の活動停止は即座に解雇へと変わるかもしれません」(同)
小出について「たった一夜の過ち」とフォローする声も出ているが、一方で小出の酒癖や女癖の悪さ、素行不良ぶりが報じられる羽目になった。長年の芸能活動の裏側で積み重ねてきた悪行は、ついに爆発してしまったようだ。すでに彼の居場所は、芸能界には残されていないのかもしれない。
(文=豊島三郎/ライター)