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視聴率爆死の『中学聖日記』が突然盛り上がってきた!聖は生徒と、婚約者は上司と泥沼恋愛

文=吉川織部/ドラマウォッチャー
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 有村架純が主演する連続ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の第3話が23日に放送され、視聴率は前回から0.3ポイント減の6.2%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。このドラマは、婚約者がいながらも、自分が担任する中学校の男子生徒に心惹かれていく教員・末永聖(有村)の禁断の恋を描くヒューマンラブストーリーとされている。

 第3話は、物語が大きく展開する回となった。聖は先輩の丹羽千鶴(友近)の指摘で、自分が黒岩晶(岡田健史)に心を奪われていることをはっきりと自覚する。一方、大阪にいる聖の婚約者・川合勝太郎(町田啓太)は、聖の変化に気付いていた。勝太郎から相談を受けた彼の上司・原口律(吉田羊)は、いきなりネクタイをつかんで彼の身体を引き寄せ、唇を奪った――という展開だった。ドロドロ感が一気に増したおかげで、次回以降盛り上がってきそうな予感はある。

 このドラマの一番の焦点である「教師の聖が、なぜ教え子の晶を好きになるのか」についても、理由らしきものが示された。「勉強合宿」に参加した参加した晶は突然同級生の海老原満(川口和宥)に殴りかかる暴力事件を起こすのだが、その理由は「海老原が聖の盗撮画像や中傷などをネットに書き込んでいたから」というものだった。

 これを知った聖は、晶を「ダメだよ殴るなんて。どんなことがあっても。私のためでも」と諭す。「ダメだよ」と口では言っているものの、「晶くんが私を守ろうとしてくれた」「私のためにそこまで怒ってくれるなんて頼もしい」という思いは、心の中にしっかりと根付いたはず。どうやら聖はそれまでの間に、晶に対してなんらかの特別な感情を抱くようになっていたが、教師としての立場上、それに気付かないふりをして封印してきた。というより、本当に気付いていなかったのだろう。だが、晶が聖のために体を張ったことで、封印してきた彼への思いは一気に解き放たれた。

 こうなったら、聖もやる時はやるのだ。晶に手を引かれるままに列車に乗り込み、隣り合った彼の手が触れる感覚を感じながら、何事かを考えているような表情を浮かべた。晶は何度も指先を動かすが、結局勇気が出ず聖の手を握ることはできなかった。さっき手を握って列車の中に引き入れたではないかとか、そもそも前回思い切り抱きついてたじゃないかとか、いろいろツッコミはあるが、まあよしとしよう。問題は、晶が手を握ろうとしているのを知りながら、手をよけるわけでもなく、かといって自分から彼の手を握るわけでもなく、生殺しみたいな状況を楽しんでいる聖である。中学生をもてあそぶなんて、なんと悪い女なのだろう。

 ただ、第1話の時点で指摘したが、このドラマは「有村架純がどれだけ悪い女になれるか」が肝になるはずだ。第1話・第2話の有村からは悪い意味でのカマトトぶったあざとさを感じたが、第3話で有村が見せた演技からは、あざとさの中に腹黒さが感じられるようになった。これはいい傾向だ。

 さて、第3話のラスト近くでは、晶に思いを寄せる女子生徒・岩崎るな(小野莉奈)が晶の母・黒岩愛子(夏川結衣)を訪ね、「聖は淫行教師だ」と告発する場面が描かれた。愛子がすぐにこれを真に受けるとは思えないが、聖がいずれ、るなや愛子と対決することになるのは避けられないだろう。勝太郎が律に奪われそうになっているのも気になる。「教師と中学生の恋愛」そのものより、その周囲で起こるトラブルのほうがおもしろそうなのは否めないが、盛り上がりの兆しは見えている。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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