毎日家の中に入ってくる書類。書類と一口にいっても仕事や学校関係の書類、保険証券や領収書、雑誌やチラシなどさまざまな種類があります。その種類の多さゆえに、何をどこにどんなかたちで収納したらよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
これまで250軒以上のお宅を訪問してきた私ですが、書類の整理収納はできるだけ家の中の片づけをすべて終わらせてからやりましょうとお伝えしています。なぜかというと、書類は家のあちこちから出てくるからです。キッチンならレシピや取扱説明書、リビングダイニングならお便りやレシートなど、かき集めるとすごい量になるはずです。まずは集めてみて自分がどんな書類を持っているのか知ることが非常に重要です。1枚1枚しっかり見ると必要ないものが多くありますので、まずは整理から始めましょう!
必要な書類だけになったら、はじめに「保管書類」と「動く書類」の2つに分けます。保管書類とは、保険証券のように見る頻度は少ないが必要なもの。動く書類は1カ月のスパンで見るようなお便りや行事イベントなどの書類といったもの。
まずは保管書類。大まかに3ジャンルくらいにざっくり分けます(我が家は保険・取扱説明書・家族別)。ジャンルごとにファイルボックスを用意します。100円ショップのものであればセリアの「A4ファイルボックス」がおススメ。透明、白、黒の3色があります。見た目をこだわるなら無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス」がスッキリ見えます(記事冒頭の写真を参照)。
長期保管する書類は無印良品を使用、A4ファイルボックスに前年度書類を入れています。このファイルボックスにはForestwayの「個別フォルダーA4クラフトタイプ50枚」(1,574円)という見出しの付いた紙はさみを入れています。例えば保険といっても生命保険や医療保険、学資保険や車の保険などいろいろな種類がありますよね。そんな時にこの個別フォルダーで書類を分けるとワンアクションで欲しい時に取り出すことができ、しまう時も楽なのです。
次に動く書類(短期保管)の収納です。我が家は3つの収納グッズを使っています。締め切りや行事など一番期間が短い書類はバインダー。頻繁に開け閉めする扉の裏にフックを付けて、100円ショップのバインダーに時系列に並べてはさんでいます。用事が済んだら上からはがして処理していきます。
1カ月~半年くらいのスパンで見るものはエセルテの「A4ソーテッド6段タイプ(色:レインボー)」(2,549円)という吊り下げ式のファイルを壁に吊り下げて管理しています。
折り畳んで持ち運ぶことも可能です。そして溜めてしまいがちなレシートや公共料金などの書類はジャバラ式ファイルである無印良品の「ポリプロピレン仕切りファイルA4用 13ポケット」(550円)を利用。
同じ13ポケットならダイソーの「ドキュメントスタンド」(200円)もおすすめ。フタがないタイプなので取り出しやすく見やすいのも魅力です。25ポケットのタイプもあります(300円)。
今回は簡単に書類の分け方、収納につかっているおススメグッズをご紹介いたしました。
(1)まずは家中の書類を集めて整理する。
(2)長期保管と短期保管の2つの書類に分ける。
長期保管:ざっくりジャンル別に分けファイルボックスを用意。個別フォルダーを使ってさらに分類。
短期保管:保管の期間に分けて収納の形式を変えてわかりやすく。
1カ月以内に必要な書類…バインダーで管理
2カ月~半年…吊り下げ式ファイル日々増えていく書類…ジャバラ式ファイル
(3)定期的に見直す。
書類収納の目的は必要な時にすぐに出せるということです。他にもたくさんの書類収納のやり方があります。ぜひ自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね!
(文=高桐久恵/整理収納アドバイザー)