「週刊文春」(文藝春秋/1月8日発売号)によれば、ファンクラブの会員数は推定130万人以上、ライブDVDの累計売り上げ枚数は600万枚以上と、いまやジャニーズ事務所トップの人気を誇る “国民的アイドル”になりつつある嵐であるが、そのあまりの人気の高さゆえか、嵐に関するスキャンダルがメディアを騒がせることは意外にも少ない。
そんな嵐の各メンバーの“数少ないスキャンダル”について、前出の文春が報じているが、中でも衝撃的なのは、同誌が2010年に掲載した女優への独占取材だろう。彼女は同誌で「嵐のメンバーは櫻井翔以外の4人と関係を持った」と告白。実際に大野智と彼女のキス写真も流出し、一部ネット上ではファンの間から「信じられない」「悲しすぎる」といった声も上がり、衝撃を与えた。
報道内容の真偽は定かではないが、こうしたメンバーに関するスキャンダル報道とは裏腹に、世間一般の人々が嵐に抱く印象は、かなり良いといえるようだ。今回、「嵐は好きですか?」という任意調査を街頭で行った結果が以下である(調査サンプル数:250)。
(1) 好き:72%
<理由>
「それぞれ個性があって親しみやすい」
「メンバー全員の中に“カッコよくてかわいい”が共存していて好き」
「普通度の高い男の子ばかりで、安心感があって癒やされる」
「バラエティートークから歌・ダンス・演技まで、すべて安定している」
(2) 嫌い:16%
<理由>
「女遊びがひどいという記事をよく見るから」
「昨年放送の『24時間テレビ』(日本テレビ系)でも問題になったように、ファンのマナー違反が多いから【注:同番組内で一部ファンが募金の際、無断で嵐の写真撮影をしようとした】」
「嵐自体は嫌いではないが、コンサート会場の外で入れないファンが騒いでいるのが迷惑で嫌い」
「顔もダンスも歌も演技も飛び抜けているわけではないのに、人気があるのが不思議」
(3)どちらでもない:12%
「スターっぽさやオーラがなくて、あまり特別な魅力を感じない」
「普通すぎて芸能人らしさがないので、何も感じない」
以上の結果を見ると、否定的な意見は一部あるものの、大半の人たちに好感を持たれていることがうかがえる。こうした世間の声を裏付けるかのように、「週刊女性」(主婦と生活社)が13年に行った「ジャニーズタレントランキング」では、「嫌いなジャニーズタレント」に嵐のメンバーはひとりもランクインしていないが、「好きなジャニーズタレント」では1~3位を独占、ベスト10にメンバー中4人がランクインしている。まさに“万人に好かれている”グループだといえるだろう。