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京セラの「スマートソニックレシーバー」を使用したスマホ端末は、ディスプレイ全体が振動することで、騒音の中でも相手の声をクリアに聞き取ることができる新技術。この春から発売されている「URBANO PROGRESSO」に実装されており、体験コーナーではそのクリアな音質に驚きの声が上がっていた。
また、modcrewは、スマホに対する防水加工サービスを新開発。端末内部の電子部品にナノコーティングを施すことによって、防水カバーをしなくても、スマートフォンを水に濡らすことが可能になる。その他、通話品質がグンと向上したモノラルイヤフォンを発表したニシケンや、カラフルなスマホジャケットが目に楽しいCASE MATEなど、スマホ端末や周辺技術は例年に増して盛り上がっていた。
また、東日本大震災後の社会情勢を反映した技術が数多く出展されていたのも今年の特徴。NTT東日本は、フレッツのシステムを使用して節電を促進する「フレッツ・ミルエネ」を公開。現在の使用電力や電気料金を可視化することによって、電力需要の逼迫するこの夏を支えていく。また、NECでは、放射線モニタリングポストや放射線測定が可能なスマホジャケットを発表し、震災以降のモバイルのあり方を提案した。
IIJが出品した「災害救援ベンダー」は、通常の自動販売機と外見はほとんど変わらないものの、気象庁から緊急地震速報が発令されるとデジタルサイネージ部分が災害情報に早変わり。津波警報も知らせるほか、自動でドリンクの無料提供に切り替わるシステムが装備されている。同社広報によれば「いつ来るかわからない震災に備えるべく、自治体や役所などを中心に導入が進んでいる」というこのベンダー。社会に役立つモバイル技術の開発に、来場者は高い関心を寄せていた。
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