秋篠宮家の長男の悠仁さまが4月にご入学された、お茶の水女子大附属中学校(東京都文京区)で体罰が発覚するというとんでもない事件が発生した。共同通信によると、同校では9月中旬、30代の男性教諭が2年生男子生徒を足で蹴り、あばら骨を折る体罰を加えていたことわかったという。警視庁大塚署が傷害の疑いで教諭から事情を聴いていて、教諭は大筋で容疑を認めているという。
生徒を足蹴りして骨折させる
報道によると、「教諭は放課後に生徒を足で蹴った。学校は 9月下旬に大塚署に相談。その後、臨時保護者会を開いて経緯を説明した。生徒は既に回復しており、教諭は自宅謹慎している」という。
東京都内屈指の名門校で何があったのか。同校関係者は話す。
「報道にある通り、学校関係者と保護者には事件の詳細が集会やプリントなどで説明されていました。ただ、被害のあった生徒が重傷を負っていますし、国立の学校です。学校はなぜ公表しないのかなと疑問に思っていました。すでに事件から2カ月以上経っていますし、なぜこのタイミングで話が出てきたのか疑問ではあります。
その間、令和関連の慶事もあったり、受験生向けのイベントなどもあったりしたので、外部から指摘がなければ穏便に済ませようとしていたのかもしれません。『教師にも事情があった』とか『昔、体罰は普通だった』という意見も目にしますが、少なくとも学校では暴力は絶対にダメでしょう。身をもってダメなところをしっかり説諭できる教員がいるからこそ名門なんです」
学校説明会は予定通り開催
同校では10月20日に2020年度入試の学校説明会を予定通り開催していたという。同校OG の女子大生は次のように驚く。
「校則も厳しくなく、先生も丁寧な人が多かったと思います。悠仁さまがご入学されてから警備が強化されたという話は耳にしましたが、校風自体は変わっていないのではないでしょうか。毎日、勉強量は多くかなり厳しかったイメージです。
そもそも女子の割合が多いので、みんな静かでおとなしいです。ただ、どうしても男子と女子の間で成長に差が出てしまうことがありました。男子には少し子どもっぽい子もいて、そういうことに対して厳しく接する先生もいました。それでも大けがをするような体罰があったなんて、すごくショックです」
刑事事件として立件される可能性がある体罰というのは決して穏便に済ませられる事態ではない。一刻も早い事実関係の究明が望まれる。
(文=編集部)