韓国SNSを駆け巡った衝撃の「血まみれ少女」画像
頭から足まで身体中が血で染まった半裸の少女――。スプラッター映画さながらの画像が韓国のSNSを駆け巡ったのは、今年9月初めのことだ。フェイク画像と疑う書き込みもあったが、ほどなく警察の発表で現実の事件だと裏づけられた。
画像に写っていたのは、韓国・釜山市内のE中学校に通う女子中学生(14)。撮影したのは、釜山市内で別の学校に通う同じ年の女子中学生。画像の少女を全身血まみれになるまで暴行した主犯のひとりだ。
約1時間半に渡り鉄パイプやレンガでリンチ
事件の発端は今年6月29日。女子中学生のグループ5人が被害者を呼び出し、カラオケボックスで暴行を加えた。原因は、加害者のボーイフレンドを巡る些細なトラブルだ。
全治2週間の傷を負った被害者は、加害者グループと連絡を絶って警察に被害届を出した。だが摘発には至らず、逆恨みした主犯格の2人が別の女子中学生3人を誘って報復を計画。9月1日の午後8時頃に被害者の知人を使っておびき出し、人気のない製材所近くに連れ出した。そして周囲にあった鉄パイプ、金槌、レンガ、椅子、ガラス瓶などで、約1時間半に渡りメッタ打ちにしたわけだ。
被害者は人相がわからないほど顔が腫れ上がり、後頭部の皮膚が2カ所ぱっくり裂けて血が噴き出すなどの重傷を負った。また検察によると心理的にも大きなダメージを受けており、精神的なストレスから6カ月の入院治療が必要と診断されたという。
Facebookの投稿から一気に拡散、全国ニュースに
問題の画像は、主犯のひとりが先輩の男子生徒に自慢するつもりでFacebookメッセンジャーに送信したものだ。撮影された被害者は、下着姿で地面にひざまずいた状態。髪が血糊でべったり固まるほどの夥しい出血で、手足まで真っ赤になっている。
男子生徒がこの画像をFacebookの地元コミュニティに投稿すると、衝撃を受けた閲覧者たちによって瞬く間に拡散。9月3日には大手メディアが一斉に報じる全国ニュースとなった。
犯行の様子はまた現場の防犯カメラにも記録されている。防犯カメラの所有者からテレビ局にその映像が提供され、一部がボカシつきで放送された。