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江端:「え?」
赤松先生:「CCライセンスで許諾できるのは、『そのままのコピー』、つまりデットコピーなのです。二次創作の同人誌が利用しているのは、『キャラクター』と『設定』です。同人誌は、原作の『絵』をそのままコピーしてつくっているわけではないですよね」
江端:「そういえば、確かにそうですね」
赤松先生:「CCライセンスのデットコピーの許諾だけでは、我が国の貴重な資源となり得る、二次創作コンテンツを保護するには、十分ではないのです」
——
さて、今回はここまでといたします。次回は、赤松先生が構想されておられる二次著作物の保護の考え方、同人誌の未来、「萌え、カワイイ、変態、BL(ボーイズラブ)」を柱とした我が国の二次創作のグローバルビジネス、そして何より
「黙れ!控えろ! この私は、著作権者から『黙認』されているんだぞ!」
という、おそらく人類史上発の「黙認(×許諾)」を武器に闘う、「黙認CCライセンス」について、抱腹絶倒の赤松先生インタビューレポートをお伝えしたいと思っております。
お楽しみに。
(文=江端智一)
※本記事へのコメントは、筆者・江端氏HP上の専用コーナーへお寄せください。
【*1】http://ja.wikipedia.org/wiki/赤松健 ご著書に「ラブひな」「魔法先生ネギま!」等
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